国民連合政府への展望を示し、「個人の尊厳」、「相手への敬意」を解明した志位委員長の「党旗びらき」あいさつ、中野晃一さん、早野透さんとの新春対談を収録。2000万署名達成、参院選躍進にむけた国民的対話の力になります。
【目次】
日本共産党の躍進で政治を変え新しい歴史をつくる年に
――2016年党旗びらき 志位和夫委員長のあいさつ
〔新春対談〕
新たなうねり 今年も続く 中野 晃一さん
政治の変革につなげたい 志位和夫さん
〔新春対談〕
「国民連合政府」志位さんからオーラ 早野 透さん
政治を変えるにはこれしかない 志位和夫さん
中野:国会前での抗議や、そこで表れた市民社会の変化を、たんに「守るもの」ととらえたら大きな誤りだと思うんですね。 むしろ、 国会前での抗議などで出てきたのは、主権者として、今後も立憲主義、 日本国憲法の中にある平和への思いというものを守り、育んでいくという姿勢が出てきた。
志位:そういう流れの中で、「個人の尊厳」ということがとても大事なキーワー ドとして出てきたというのは本当に重要だと思います。
* * *
早野:志位さんの構想は、非常に納得できます。論理的だし。ただ立憲主義というのはどういうことなのか、モヤッともしています。
志位:立憲主義とは、簡単にいえば、憲法によって権力をしばるという考え方で す。 そこが今、壊れている。憲法を無視して、権力が暴走を始めたら、独裁政治になる。