日本共産党

2003年2月9日「しんぶん赤旗」

横浜市大存続求める

「廃校」問題で緊急シンポ


 公立大学として長い歴史を持つ横浜市立大学の「廃校も選択肢」とする議論が出ている問題で、学生や教職員、卒業生、市民などが八日午後、同大学瀬戸キャンパス(横浜市金沢区)で緊急シンポジウムを開きました。約百二十人が参加し、大学の存続・充実を求める声が相次ぎました。日本共産党の、あらき由美子横浜市議も出席しました。

 小泉内閣は今国会に、公立大学も対象にした地方独立行政法人化法案を出そうとしています。

 横浜の中田宏市長は、保育所整備の大幅目標増など前市政とは異なる変化を見せていますが、一面では事業の「民営化」や大型開発継続という問題をかかえ、市長の私的機関である「市立大学の今後のあり方懇談会」座長の橋爪大三郎東工大教授は、「廃校も選択肢のひとつ」とする私案を発表(一月)しました。

 シンポでは、同大を卒業した松井道昭商学部教授が、「教育現場、事務、医療の直接関係者が不在のまま改革論議が進んでいる」と批判。

 企業人、教育者など各界の卒業生、在校生が、「国公立大学には私立とは違う役割がある」「七十五年の伝統は必ず守るべきだ」と訴え、商学部四年の山田勇介さんは、「学生が参加できない体制はおかしい」と疑問を投げかけました。

 あらき市議は、「あり方懇」が問題にしている大学の「赤字」は病院建設などの設備投資によるもので、市の中期財政ビジョンで「市税等で償還する」と明記していることにふれ、「赤字」議論を批判しました。


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