日本共産党

2002年6月10日(月)「しんぶん赤旗」

大学院生

生活・研究条件保障を

石井議員 貧困な実態示し要求


 石井郁子議員は五月二十九日の衆院文部科学委員会で、将来の科学技術研究を担う大学院生に冷たい文科省の姿勢をただしました。

 一九九一年に大学審答申「大学院の量的整備」が出されてから、大学院生の数は九〇年の約九万人から二〇〇〇年二十万五千人とほぼ倍加。一方、それに見合った大学院生の生活・研究条件の整備を放置してきました。

 石井氏は、大学院生の貧困な研究条件について「一橋大学では千三百九十六人の大学院生に五百二十五個の机しかない。こうした貧困な研究条件の実態をつかんでいるか」と追及しました。遠山敦子文科相は「大学院の施設の狭隘(きょうあい)化が著しい状況だ」と認め、「国立大学等施設緊急整備計画五カ年計画では百二十万平方メートルを整備することにし、院生のためのスペースを最優先に位置付けている」とのべ、今後の「努力」を強調しました。

 石井氏は、奨学金問題について、無利子の貸与率は九〇年で34・5%だったのに二〇〇〇年には24・3%で、十年前の水準すら維持できていない、と指摘。「大学院生が教育・研究職に就職した時の返還免除を廃止しようとしている。廃止しないと言明すべきだ」と要求しました。工藤智規高等教育局長は「いったん廃止して合理的な充実策を考えたい」と答えました。


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