日本共産党

2002年3月3日「しんぶん赤旗」

愛知

希望ある国立大に

「小泉改革」めぐり シンポ開き交流


 「大学を私たちの手に―小泉改革で大学はどうなる―」をテーマに、国立大学の「構造改革」問題を考えあうシンポジウムが二日、名古屋市東区の愛知大学車道校舎で開かれました。

 国立大学の教職員でつくる愛知教育大教職組、名古屋工業大職組、名古屋大職組や、市民団体などでつくる「大学を考えるシンポ実行委員会」が主催したもので、百二十人の参加者が活発に意見を交わしました。

 池内了氏(名古屋大学理学研究科教授)が「私たちにとって大学とは」として講演。大学進学率が四割を超えるなかでの大学のあるべき姿に触れ、「学ぶ方法を学ぶ。なにが大事かを判断する力量を養う」ことが必要だとして、学部までは一般教育に力を入れるべきだなどの考えを示しました。

 「大学『改革』でおきること」と題して報告に立った進藤兵氏(同法学研究科助教授)は、国立大学の「構造改革」の背景には、支配層の新自由主義的国家改造があると指摘しました。

 討論で、国立大学教員は、採算性が問題になる国立大学の独立行政法人化の危険について、「大学は効率性だけではなく、文化を継承し、次代に伝える役割を持ち、授業料も抑えている。教育の機会均等が奪われる社会を築くのかの分岐点にいまある」と発言。高校教員は、「大学に進んだらそれ相当の環境で勉強ができ、希望が持てるという高等教育機関であってほしい」と語りました。


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