日本共産党

2001年11月4日「しんぶん赤旗」

「トップ30」大学選別構想

学問の自由に反する

衆院委で石井議員


 文部科学省内に設置される審査委員会が各大学の多様な教育・研究内容を一方的に審査して、「トップ30」大学を支援する――。文科省が打ち出した「国公私立大学トップ30」構想に対し、石井郁子議員は、十月三十一日の衆院文部科学委員会で、「憲法が保障する学問の自由に反する」と批判し、撤回を求めました。

 遠山敦子文科相は、同構想を「第三者評価により、すぐれた取り組みを行う大学に重点的に支援するもの」と説明。石井氏は、「有識者や専門家からなる審査委員会であっても、文科省内に設置されれば、第三者評価ではなく、文科省直轄の審査、国による選別につながる」と批判しました。

 また、国立大学協会が、同構想に対し、「大学の現場で無用の混乱を生じている」と指摘していることをあげ、「権力的な介入は大学行政になじまない」と批判しました。

 私学助成について、同様に文科省内の審査委員会が選別し、特定私立大学に補助を行う「教育研究高度化推進特別補助」を創設したことを批判。

 私学助成は、私学の自主性を尊重する必要から、日本私立学校振興・共済事業団を通じて行われる間接補助となっていますが、同補助は国から私大への直接補助となっています。石井氏はこの点を指摘し、「私大の特定分野への育成に乗り出すものだ」と、教育・研究内容への介入につながることを批判しました。


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