4月1日実施「後期高齢者医療制度」世論を広げて中止・廃止へ

 75歳を過ぎたというだけで、これまでの保険から切り離し、差別するという前代未聞のひどい医療制度がはじまりました。

 すでに反対署名は500万をこえ、中止・撤回などを求める意見書は、530以上の地方議会であげられています。さらに怒りの世論をひろげて、一刻もはやく中止させ・廃止においこみましょう。

「なぜ75歳こえたら、これまでの保険から脱退させるのか」(日本共産党)「?治療に手間と時間??認知症多い??やがて死を迎える?から」(政府)


 「75歳をすぎた」というだけで、家族みんなではいっていた健康保険から追い出される。まるで母屋から“離れ”に移されるように別建ての保険に入れられる「後期高齢者医療制度」│こんなひどい制度は世界に例がありません。しかも、無料の健康診断の対象からはずされるなど、うけられる医療も差別されます。

 なぜこんなことをするのか? 日本共産党の小池晃参院議員の質問に、政府は“75歳をこえた高齢者の特性に応じて”“残存能力を生かすため”と答弁。まるで「手間をかけさせず、早く死んでくれ」といわんばかりです。人の道をふみはずすこんな制度を許すわけにはいきません。

「この制度は、医療費が際限なくあがっていく痛みを感じ取ってもらうもの」(厚労省担当者)「長寿を祝える社会にすることこそ、政治のつとめではないか」(日本共産党)


 喜寿(77歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)…。日本社会は、みんなで高齢を祝う社会だったはず。悲惨な戦争をくぐりぬけ、戦後の日本をつくってきた高齢の世代を足げにする、こんな制度はきっぱりやめるべき│小池議員の追及に、首相も「見直しも…」といわざるをえませんでした。

 「財源」を理由に、まっ先に高齢者の命をおろそかにする。こんな政治に未来はありません。怒りの世論をさらにひろげて中止させましょう。

後期高齢者医療制度そもそも考

(「しんぶん赤旗」連載。2007年10月22日〜)