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キャッシング・クレジット・ローン サラ金被害をなくそう

気をつけて 気軽に借りるとこんなに大変!

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「具体例でみる 気軽に借りるとこんなに大変!」

 「キャッシング」や「ローン」などと呼ばれるサラ金。気軽に「おサイフ感覚」で始める人も多いのが現状です。ところが、少額に思えても、実際に返し終わるまでには大変な時間とお金がかかります。

 ある試算では、仮に5万円キャッシング(借金)して金利が29%の場合、毎月5000円ずつ返したとしても、完済までに1年(12ヶ月)もかかり、返済総額は5万7800円に達します。

 仮に10万円借りて、金利が29%とすると、毎月1万円ずつ返せる場合でも、完済までには1年(12回)もかかります。返済総額は11万5610円です。しかし、毎月毎月1万円も返し続けるのは大変です。そこで、仮に月5000円ずつしか返せないとしたら、完済までに28ヶ月(2年4ヶ月)もかかり、返済総額も13万7458円に達してしまいます。その間に、またお金が必要になるかもしれません。そんなことを繰り返していたら、借金は雪ダルマ式に増えてしまいます。

 返済期間を短くしようとしても、返済期間が短いほど、毎回の返済で支払わなければならない金額が多くなります。逆に返済期間が長くなれば、返済総額が一気に多くなってしまいます。

 例えば、5万円を借りて、10回で全部返そうとすると、毎回の支払額は5688円となり、返済総額は5万6769円になります。ところが、同じ5万円の借金でも、返済回数を30回にすると、毎回の返済額は2362円と少なくなりますが、返済総額は一気に1万3千円以上も多くなり、7万405円になってしまうのです。

 10万円を借りて、返済回数が10回であれば、返済総額は11万3546円ですが、この場合は、月に1万円以上返さなければなりません。これが大変だということで、返済回数を30回にしてしまうと、月々の返済は4700円程度になりますが、返済総額は一気に2万7千円以上も多くなり14万832円も返さなくてはなりません。

 50万円も借りてしまった場合、10回で返済するとすれば、総額は56万7747円ですが、毎回5万6883円も支払わないといけません。これは普通に給料をもらっていても、支払い困難な金額です。仮に30回で返済するとすれば、毎回の返済額は2万3624円、しかも総額は70万4194円と13万6千円以上も多く支払わなければなりません。

 現在の超高金利のもとでは、どんなに少額に思えても、気軽に借りると返済が大変になってしまうのです。

「リボルビング貸出の恐ろしさ」

 「はじめは「少額」「短期」のつもりでも、実際には「多額」「長期」になってしまうのが現状です。大手サラ金会社の貸出の9割を占めているのが、「リボルビング貸出」(リボ払い)です。このリボ払いは、「100万円以下の借金で最高302回の返済回数」、「最長29年8ヶ月の返済期間」(プロミスの例。金融庁懇談会への提出資料)に及ぶ事例もあるなど、多重債務を生みやすい貸出方法です。「気軽に借りるとこんなに大変!(リンク)」でも具体例を紹介しましたが、返済期間が長くなればなるほど返済総額はふくれあがります。リボルビング貸出は、毎月の返済額が一定という側面と同時に、返済総額が増え、多重債務に陥りやすいという危険な性格をもっているのです。

大手サラ金会社は、リボルビングの借入や支払のときに発行する明細書に、「利用可能額10万円」と記載しています。こうした記載が、借り手に対して、リボルビング貸出があたかも自分の「おサイフ」のような感覚に陥らせる1つの要因になっているのです。金融庁懇談会の報告書でも、リボルビング貸出は「顧客の債務依存体質を深め、債務額の増加を助長している」と指摘されていますし、マスコミでも、「リボ払いで借金雪ダルマの構図」(『読売ウィークリー』06年6月11日号)と危険性が警告されています。【PDF】リボルビング方式の貸付について(金融庁)

キャッシング「比較」サイトのワナ

 インターネットで、「キャッシング」や「クレジット」を検索すると、必ず上位に来るのが「比較サイト」です。これは、サラ金各社を「比較」する形式をとりながら、実際には検索した人をサラ金に“誘導”する危険なサイトです。

例えば、キャッシング「比較」サイトをみてみると、「お急ぎの方必見、最短30分で50万円まで融資可能」、「10秒審査、即日融資可能」、「最短3秒、初回より300万!」などの言葉がならび、『簡単』で『早い』ことが強調されています。しかし、日本のサラ金会社は「超高金利」「過剰貸付」「違法取立」という異常なビジネスモデルで成り立っています。こうした会社から、『簡単』で『早い』からといって、お金を借りること自体に大きな落とし穴があります。

 しかも、これらのサイトでの「比較」そのものに問題があります。現行の利息制限法では、借りたお金が10万円未満の場合は年利20%までしか利息をとれません。10万円以上100万円未満の場合は18%、100万円以上の場合は15%が上限です。つまり、これらの金利(最大20%)を超える金利は、支払う義務はないのです。

 ところが、上記の「キャッシング比較」などのサイトでは、利息制限法の制限を超える“違法”な金利が、堂々と「比較」されています。ある「比較」サイトでは、5%から29.2%までのローンをすすめる会社が「第2位」にランクしています。別のサイトでは、サラ金大手アコムの商品について、27.375%の超高金利を24%にしたローンを「お得プラン」などといって「第3位」で紹介しています。しかし、上述のように24%という金利自体が利息制限法違反の超高金利です。こうした「比較」サイトに踊らされないよう注意しましょう。

どうしても急なお金が必要な場合は、このホームページで紹介している「相談窓口」に相談したうえで、公的な貸付制度を利用するなどして解決しましょう。

家族や友人が借りてしまったときどうする?

・1人で悩まずに、まわりに相談することがとても大切です。[→詳しく]

・家族や親戚が借りた借金でも、保証人・連帯保証人等になっていないかぎり、原則として返済義務はありません。逆に、一度でも支払ってしまうと、借金について「保証債務を追認した」と解釈される危険性があります。決して支払わず、弁護士や司法書士などの専門家に相談してください。

(→「相談窓口」をご覧ください)


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