石巻「ヤマトミ」 初出店 感謝込め復興の味届けたい

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(写真)出品する水産加工品を示す千葉さん=3日、宮城県石巻市

 「震災後、共産党のボランティアなど全国から支援をいただいて、復興に向けてがんばっています。その感謝の気持ちをこめておいしいものをお届けしたい」―。宮城県石巻市の水産加工「ヤマトミ」の千葉雅俊社長(62)は、初出店する赤旗まつり(11月1日から3日)に向け、はりきって準備中です。

 石巻港に水揚げされたマアナゴを独自のタレで味付けした「煮焼き真穴子」。油がのっていることで知られる同県金華山沖でとれたサバを使った「金華〆(しめ)さば」、新商品の「ぶりの生ハム燻製(くんせい)風味」など自慢の逸品をそろえる予定です。

 千葉さんは、市内の同業者やしょうゆ、みそ会社、米農家などと連携して「石巻うまいもの発信協議会」を昨年9月に発足し、会長を務めています。

 「東日本大震災からの復興へ、一致団結して新しい味作りに挑戦しています。今回の赤旗まつりは、自社製が中心ですが、他社の商品も出品して、多くの方に石巻の味を知ってもらいたい」

 2011年3月11日、石巻港に近い千葉さんの会社は、大津波に襲われ冷凍倉庫や事務所に甚大な被害を受けました。自宅も浸水し、母親は帰らぬ人に…。自身は、車で逃げる途中に津波にのまれましたが、奇跡的に助かりました。

 「水産業が再建しないと石巻は復興できないという思いで、会社の再建に従業員や家族とがんばってきた。共産党の大門さん(実紀史参院議員)らが尽力して実現した、中小企業へのグループ補助制度はとても役立っています」

 福島第1原発事故による放射能汚染の風評被害を受け、売り上げは震災前の半分程度までしか戻っていません。高価な放射能測定器を導入し、「食の安全」を徹底するなど懸命の努力が続いています。

 「まだまだ再建途上ですが、赤旗まつりでは、元気に復興の味をお届けします。まつりを祝って“サービス価格”で提供するつもりなので、ぜひ立ち寄ってください」

(「しんぶん赤旗」2014年9月7日)