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質問に答えて(2007年2月19日)

  

柳沢厚労相の「女性は産む機械」発言は、なぜ問題なのですか?


〈問い〉

 柳沢厚労相の「女性は産む機械」発言は、なぜ問題なのですか?「重箱の隅をつつく」ような小さいことだと弁護したり、野党はもっと大事な問題をとりあげるべきだと批判する声もありますが…

〈答え〉

女性の人格と尊厳を否定し、人口政策の道具とみる暴言

 日本共産党が柳沢厚生労働相の発言を大きな問題と考えているのは、その発言が女性の人格と尊厳を否定し、女性を国の人口政策の道具のようにみる考え方からでているものであり、人間として、厚生労働大臣として許されるものではないからです。「重箱の隅をつつくよう」な小さなものでも、単なる「言葉遣い」の問題でもありません。

 柳沢厚生労働大臣の発言は「今の女性が、子どもを一生の間にたくさん産んでくれないということがね」という言葉から始まって、2030年に20歳になる人はもう生まれてしまっているから、「産む役目の人が、一人頭でがんばってもらうしかない」というのが結論です。その結論にいたるあいだに「女性は子どもを産む機械」という言葉が飛び出すのです。

 こうして発言全体の主旨を考えると、女性は子どもを産むもの、産むのが当たり前という考えのうえに、女性にどんどん子どもを産んでもらわなければ困るとのべたこと以外のなにものでもありません。

しかし、女性は子どもを産む道具でもなければ、国の人口政策の道具でもありません。

子どもを産む産まない、いつ産むか、決めるのはカップルと個人の権利

これが国際的な合意

 国際的にも、子どもを産むか産まないか、いつ産むかを自由に決定する基本的権利はすべてのカップルと個人がもっており、国家が個人に目標や割り当てを強制してはならない、ということが確認されています(1994年、国際人口・開発会議)。政府がやるべきことは、個人とカップルが望む選択をできるよう、教育や自立への援助、女性の地位向上などの施策をおこなうことだということです。

 柳沢厚生労働大臣の発言は、国際的な議論と合意にも反する、あまりにも遅れた、恥ずべきものではないでしょうか。

 今日の日本の少子化問題の根本には、大企業中心主義の自民党政治による不安定雇用の増大や長時間労働、子育ての経済的負担の増大、社会保障の改悪などがあり、日本ではカップルと個人が望むような選択をできない状況がつくりだされています。

 柳沢厚生労働大臣は、少子化の原因が女性にあるかのようにのべて、みずからも担っている自民党政治が、産みたくても産めない現実をつくりだしてきたことにたいする自覚はまったくありません。

 少子化問題の克服は日本の将来にかかわる重大な問題です。このような発言をおこなう柳沢氏がその担当大臣の任にふさわしくないことはあきらかです。

日本共産党は、そうした立場にたって、柳沢厚生労働大臣の辞任と罷免を要求しているのです。

 「もっと大きな問題で自民党と戦って」とおっしゃっている問題についても、もちろんとりあげております。今国会でも代表質問、予算委員会などで、志位委員長を先頭に、いま、大きな問題になっている、格差と貧困のひろがりをとりあげ、政府に改善をせまりました。公共事業の浪費と利権の構造にメスをいれるなど、税金の無駄遣いをやめさせる問題なども日本共産党がずっととりあげてきています。こうした日本共産党の活動、政策などは、「しんぶん赤旗」(日刊紙、日曜版)や日本共産党のホームページに載っています。どうぞごらんください。


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