おはようニュース問答
夫婦別姓の世論調査どうみる
はるか 夫婦別姓制度の容認派が減り、反対派が増えたという報道があったわ。
みどり 「家族の法制に関する世論調査」(内閣府)についての報道ね。
全体から考える
はるか 五年前の「選択的夫婦別姓制度に関する世論調査」と比べると、「法律を改める必要はない」が29・9%から35・0%に、「法律を改めてもかまわない」が42・1%から36・6%になってるのよ。
みどり でも、世論調査の全体を見る必要があると思うわ。
はるか どういうこと?
みどり 他の設問への回答からは違う側面がみえてくるの。「婚姻による名字(姓)の変更」によって仕事に「何らかの不便を生じると思う」と回答した人は、41・9%から46・3%になっている。「婚姻しても、仕事の上で不便を生じないようにした方がいい」と具体的に対応を求める人は、56・7%から62・7%に増えている。
はるか 「家族の名字(姓)が違っても、家族の一体感(きずな)には影響がないと思う」という回答も、4ポイント増えて56・0%になっていた。
みどり 「家族の一体感」は別姓反対をかかげる自民党の一部が強調していることだけど、6割近くが否定している。
はるか 夫婦で名字が違うことの子どもへの影響も「ないと思う」という回答が26・8%から30・3%と着実に変化してるわね。
みどり 調査結果を単純に見ないほうがいいということよね。
はるか 夫婦別姓を選びたい、名字が変わる不便を解決して、という願いはこれからも強まっていくと思うわ。
回答拒否が多い
みどり 気になったのは、有効回収率が55・3%で前回より14ポイントも低いこと。「回答拒否」が調査不能数の半分もある。
はるか 私は、最初の設問、「家族の役割」をみて違和感があった。「出産・養育」「親の介護」「心のやすらぎを得る情緒」「日常生活に必要な家事」などからの選択なのよ。「家族の役割」ってこういうことなの? と疑問に思った。
みどり こういう選択肢に違和感を感じる人が増えて、「回答拒否」になったという面もあるかもしれないわね。
〔2007・2・9(金)〕