おはようニュース問答
フランスの出生率/1.68から2.01に回復したね
みどり ねえ、お母さん、女性が安心して子どもを産んで育てられる環境って何だろうね。
陽子 あら、急になあに。
みどり 日本では少子化がどんどん進んでいるでしょう。世の中、住みにくくなるばかりだし、子育てできるかどうか不安だって、結婚した友達がいっていたの。
陽子 この前、フランスでは出生率があがったというニュースがあったわ。日本の違いを考えれば、ヒントになるわよ。
25年ぶり高記録
みどり その話、私も新聞で読んだわ。2006年に女性が一生に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が2.01になって、25年ぶりの高い記録だって。
陽子 実はフランスも1994年には出生率は1.68まで落ち込んだの。出生率回復は子育てへのきめ細かい国の支援策など12年間の家族政策の成果といわれているの。
みどり 例えば?
陽子 2歳児から6歳児までを対象とする幼稚園はすべて無料だわ。満3歳までの育児基本手当、働く親への育児手当、ベビーシッターや保育士を家庭で雇う場合の補助金がある。大学の学費も年間、日本円にしてわずか2万円少々。
みどり それなら子育ての経済的不安は少なくなるね。私的な生活時間もしっかりと確保されているわ。週35時間制や、パート労働者と正規労働者との均等待遇もあって労働法制の面でも整備されているもの。
ドイツでも支援
陽子 欧州ではフランスだけでなく、お隣のドイツでもしっかりした少子化対策をやり始めたの。ドイツの04年の出生率は1.36だけど、今年から育児休業中に賃金の67%を保障する「親手当」が導入された。両親が育児休暇をとれば支給期間は14カ月になる。失業中でも失業手当に加えて4万7千円がでるのよ。
みどり 日本では支援策も乏しいし、若者や女性は非正規雇用が多くて、仕事と家庭の両立がたいへんだわね。
陽子 子どもをつくるには将来への信頼が必要ね。それには国民の立場に立った施策が実行されてこそ生まれる。人間らしい生活をとりもどす政治への転換こそ、少子化に歯止めをかける道よ。