パートも健保保険料負担
加入拡大 厚労省方針
厚生労働省は18日、パート労働者の厚生年金の加入対象者拡大とあわせて、健康保険組合や政府管掌健康保険(政管健保)への加入も拡大する方針を社会保障審議会年金部会に示しました。
厚労省は「厚生年金と健康保険は一体であり、パート労働者だけを別扱いの制度にすることは理解が得られない」と説明しています。この方向が具体化されれば、サラリーマンや自営業者の扶養家族として医療保険に加入しているパートの人は、年金保険料とともに、医療と介護の保険料も負担することになります。
現在もパート労働者のなかでも「労働時間が正社員の4分の3・週30時間以上」の人は、厚生年金に加入。あわせて、健康保険料と介護保険料も払っています。政府は厚生年金の適用拡大の案として、「週30時間以上」を「週20時間以上」にすることなどを検討しています。
この日の年金部会は、厚生年金の適用拡大に対する業界団体からのヒアリングを行いました。パート労働者約57万人を抱える日本フードサービス協会は、厚生年金や健康保険、介護保険の保険料負担が業界全体で500億円以上になる、という試算を示し、反対を表明。日本商工会議所からは「方向性は理解するが、現行制度の安易な拡大になり反対だ。『年金の空洞化』は解消されていない」」とのべました。ヒアリングは25日まで行われる予定です。