| 職場における女性差別を禁止している男女雇用機会均等法の見直し論議が、厚労省・労働政策審議会雇用均等分科会で始まっています。
毎月1回程度開催される分科会では、昨年6月に見直しの方向を示した厚生労働省の研究会報告書を土台として、いくつかの課題を加えた論点項目(別項)にそって順次、審議しています。今年に入ってから本格的な審議がはじまりました。
これまでに「男女双方に対する差別禁止」「妊娠・出産を理由とした不利益取扱い」「間接差別の禁止」等について議論されました。
〈優遇措置の問題〉
1月19日の分科会では、女性に対する差別を禁止している均等法を、男性に対する差別も禁止する法律に変える「男女双方に対する差別禁止」が議題でした。
そこでは、いまなぜ「男女双方」に変えることが必要なのか、根本的な検討はおこなわれず、男性差別も禁止した場合に、男性に対しても差別是正のための優遇措置を認めるかどうかなどが議論になっています。
これについては、「女性の職場がどんどん拡大しているのならいいが、進展が弱い中で男女双方にと言っても、男性にも保育士をどんどん増やそうとか、従来から女性のところに積極的に男性を拡大していくための訓練をするというのもどうなのか」(連合委員)など、現実には女性差別が圧倒的に多い実態と矛盾があることも出されました。
〈妊娠・出産等で〉
2月9日に論議されたのは、近年増えている妊娠や出産を理由として「パートになるようにいわれた」「遠隔地に配転された」などの不利益取扱いの問題。禁止の方向で議論がすすみました。
しかし何が不利益取扱いになるかをめぐってみすごすことのできない議論もありました。
|