2005年3月12日(土)「しんぶん赤旗」

未接種の対策立てず

BCG 年齢引下げで 政府

小池議員へ答弁書



 4月から、結核を予防するためのBCGの予防接種を無料で受けられる年齢が、現行の「4歳未満」から「原則6ヶ月未満」に引き下げられます。このため、生後6ヶ月以上の乳幼児が3月中にBCGを受けなければ、4月からは有料(5千円程度)になります。ところが、未接種がどの程度になるか厚生労働省は推計さえせず、国として対策を立てていないことがわかりました。

 日本共産党の小池晃参院議員の質問主意書に対する政府の答弁書で明らかになったものです。

 BCG接種は、早めに受けることが病気や重症化を防ぐために有効とされています。問題は、4月から制度が変わることが十分知らされず、BCGを公費で受けられない子が出てしまうことです。

 小池氏は、制度の変更が定着するまでの一定期間は、生後六カ月を超えても公費でBCGが受けられるように求めました。政府は「市町村が判断すべきだ」と自治体まかせの考えを示しました。

 対象年齢が生後六カ月までに限定されると、受けさせたいと思ったときに体調が悪くなるなど、接種の機会を逃す子が増えることが予想されます。今回の見直しでは、地理的条件や災害などでやむを得ないと認められる場合は、BCG接種が一歳まで受けられることにしました。小池氏はこれに「医師による医学的判断がなされた場合も含めるべきだ」と求めました。しかし政府はこれも認めませんでした。

 一方、生後三カ月未満のBCG接種の安全性に問題はないのかという問いには「合理的根拠を有する」などと述べています。

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