「国際女性の日」の八日、平和と人権擁護、女性の地位向上、社会的公正の実現などを求めて世界各地で女性の行動が繰り広げられます。
ゴールは西アフリカ
ことしは、八日にブラジルのサンパウロから、世界女性行進がスタートします。「平等・自由・連帯・正義・平和にもとづく世界を」と訴える世界女性人間憲章を世界中に普及しながら、女性たちの願いを描いた連帯キルトをリレーしていきます。この行進には、百六十三の国と地域の五千を超える女性団体が参加を表明しています。
世界女性行進は、世界各国で同時におこなわれた二〇〇〇年に次いで二回目です。今回の行進は、ブラジルから出発してキューバ、米国、カナダ、フランス、オーストラリア、日本、韓国、インド、イスラエル、パレスチナ、南アフリカ共和国などを回り、「国際貧困根絶デー」の十月十七日に西アフリカのブルキナファソに到着する予定です。
日本では、八日正午に東京・中央区銀座一丁目の水谷橋公園(地下鉄有楽町線銀座一丁目駅 七番出口 地下鉄銀座線京橋駅 二番出口 ホテル西洋銀座裏)で、「世界女性行進 いっせいスタート」の集会を開き、銀座通りをパレードします。
八日にブラジルを出発する世界女性行進の連帯キルトは、六月三十日にオーストラリアから日本に引き継がれ、日本から七月三日に韓国へリレーされます。
世界女性行進日本連絡会(連絡先 日本婦人団体連合会 電話 03・3401・6147)では、「被爆60年、いまこそ核兵器廃絶を」「平和憲法を守り、戦争のない社会を」「いのちが大切にされ、男女が平等で、安心してくらせる社会に」を、国内スローガンとして掲げています。

トルコで5千人行進
「国際女性の日」を前にした五日、トルコのイスタンブールで五千人を超える女性が市中心街を行進しました。参加者は「戦争ノー」「暴力に反対」などトルコ語のプラカードを手に、女性の日を祝いました。なかにはVサインをつくる人々の姿も見られました。
六日にもイスタンブールで集会が開かれましたが、解散を求める警察によって一部の人々が拘束されました。ロイター通信によると、百五十人規模の集会に警察が介入、二十九人の女性を含む五十九人が拘束されました。地元テレビは、機動隊が集会参加者に体当たりし、女性を地面にたたきつけ、顔をける映像を流しました。
トルコ政府は、欧州連合(EU)への加盟交渉が始まる今年十月を前に、女性の権利向上へ法改正を行うと約束しています。六日、アンカラでトルコのギュル外相と会談したオリ・レーン欧州委員(EU拡大担当)は、トルコは女性の権利拡大のためにいっそうの努力をしなければならないと語りました。
他のイスラム諸国と比べトルコの女性は、自由をより享受し、選挙権や教育の機会、離婚の権利を得てきました。しかし、憲法には両性の平等は明記されておらず、しばしば宗教的伝統が男女の平等を妨げています。アムネスティ・インターナショナルは、女性の半数近くが家庭内暴力にさらされていると指摘しています。毎年、数十人の女性が、家族の一員による暴行によって死亡している(いわゆる「名誉殺人」)とされます。
仏では1万人がデモ
フランスからの報道によると、八日の「国際女性の日」を前にした六日、パリで一万人の女性が「自由を奪われたすべての女性」への連帯と平和、平等、自由を訴えてデモ行進しました。
女性たちは、イラクで二カ月前から人質になったとみられているリベラシオン紙の女性特派員フロランス・オブナさんと彼女のイラク人助手フセイン・ハヌン・アルサーディ氏の解放を求めました。
「平等な家族」運動の課題に
韓国女性大会開く
ソウルの梨花女子大学で六日、女性、人権、文化関係の市民団体の主催で韓国女性大会が開かれました。
今年のスローガンは「幸福な分かち合い、平等な家族、がんばれ女性」。韓国国会で去る二日、男尊女卑の戸主制が廃止された直後の大会は、開会宣言で「女性運動の課題は平等な家族」だと宣言しました。
大会は、非正規職労働者の権利向上に寄与したとして全国女性労働組合に「今年の女性運動賞」を授与しました。
大会には約二千人が参加。金槿泰(キム・グンテ)保健福祉相、池銀姫(チ・ウンヒ)前女性相のほか、与党「開かれたウリ党」と野党・民主労働党の代表が出席しました。