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2005年2月25日(金)「しんぶん赤旗」 |
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判決によると、石原知事は二○○一年十月発売の女性週刊誌のインタビューで、学者の発言を引用する形で「“文明がもたらした最も悪しきものはババア”なんだそうだ。“女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です”って」などとのべました。また、同年十二月の都議会などでも同様の発言をしました。
原告側は「発言は原告の名誉を棄損し、女性への暴力や差別を助長する」と主張、都政への「失望と恐怖」をもたらした、と批判しました。知事側は「特定の個人を対象にしていない」などと弁明しました。 |
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| 会見する原告・弁護団=24日、弁護士会館 |
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そのうえで判決は、「女性の存在価値を生殖能力のみに着目して評価する見解は、個人の尊重、法の下の平等を規定する憲法、男女共同参画社会基本法その他の法令や、国際人権B規約、女子差別撤廃条約その他の国際社会における取り組みの基本理念と相容(い)れないことはいうまでもない」と知事発言を厳しく批判しました。 さらに「不適切な表現で、女性の多くが不愉快な感情を抱いたと推測される」と述べましたが、「原告個々人の名誉を棄損しておらず、深刻な精神的苦痛を与えるまでの内容ではない」として、請求を棄却しました。 |
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東京地裁判決を受けて、訴訟原告団・弁護団は二十四日、弁護士会館(東京・千代田区)で記者会見し、“憲法理念と相いれない”と断罪された知事発言の撤回・謝罪をあらためて求めました。
原告代理人の中野麻美弁護士は「判決は請求を却下したが、知事を免責するものではない」と指摘。「憲法や国際人権規約に照らし、要職にある者の発言として不用意と認めた点は大きい」と語り、「都知事は判決を真摯(しんし)に受け止めてほしい」と訴えました。
原告を代表して柚木康子さんが「判決は、知事の発言が許されないものだと認めました。こういう発言は許されないという世論を広げるうえで、水に石を投げる役割を果たしたと思う。この成果を広げていきたい」と語りました。
原告の一人、野崎光枝さんがいいました。「小さなことでも積み重なると大変なことになるというのが歴史の教訓。声をあげて、これからもたたかい続けないと…」
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