NHK「従軍慰安婦」番組への政治介入問題 各団体の動き

「しんぶん赤旗」報道より

NHKに申し入れ次つぎ 政治介入受け入れられない(05/2/1)

政治介入許さない改革/NHK会長らに要請書/婦人民主クラブ(再建) (05/1/31付)

NHK番組政治介入/全労連女性部/声明を発表 (05/1/19付)

NHK番組改ざん 徹底して真相究明を 日本婦人団体連合会 (05/1/17付)

婦人民主クラブ(再建) 「抗議と要請」発表 (05/1/17付)

NHK番組の改ざん 各団体、厳しく抗議 新婦人会長が文書 (05/1/15付)


2005年2月1日(火)「しんぶん赤旗」 

NHKに申し入れ次つぎ

政治介入受け入れられない

 自民党幹部の政治介入は受け入れられない――全国各地で視聴者らが集まって、NHKへ抗議や申し入れを次々におこなっています。

◇     ◇    ◇     ◇

京都で711人が賛同 懇談での回答要求

 京都市では三十一日、市民や平和・女性団体の七十人が、NHK京都放送局へ。

 NHK会長と京都放送局にたいして「番組改変の過程を公表してほしい。政治介入の疑惑を解明し、国民に説明する義務がある。NHKの基本的立場を明らかにしてください」と申し入れました。これには、七百十一人が賛同しています。

 NHKが二十九日の特別番組で、視聴者と対話することを打ち出していることから、再び懇談の場を持って回答することを求めました。

 呼びかけ人のひとり、西村千津さん(女性国際戦犯法廷ハーグ判決を実現する会)は「こんなに賛同が集まるとは思っていませんでした。民主主義と自由にかかわる大切な問題。中途半端で終わらせたくない。力いっぱいやって、満足のいく結果になるまで粘り強くやりたい」と言います。

 ハーグの会と新日本婦人の会京都府本部も申し入れ書を手渡しました。

福岡では日放労の支部とも意見交換

 福岡市では、一月十七日に「NHK番組改ざんを考える市民の会」がスタート。同日、「報道と女性研究会」、JCJ(日本ジャーナリスト会議)福岡支部とともにNHK福岡放送局へ申し入れに行った市民三十人が中心になって作ったものです。この日、会はNHK職員でつくる日放労(日本放送労働組合)福岡支部と意見交換もしました。二十八日には、ジャーナリスト・竹内一晴さんを講師に学習討論会を開き、二十代から七十代まで百人が集まりました。

 会の花房恵美子さんは「政治家による圧力、それに屈してしまっているNHK。視聴者への背信行為です」と言います。

NHKのOBも名古屋で呼びかけ

 名古屋ではNHKのOBが一月十七日に、「番組内容の事前説明・事後報告の検討・反省があったかどうか」などについて申し入れ、回答を求めています。

 かつての同僚たち二百五十人には次のような「呼びかけ」を送付しました。「在職中、精いっぱい努力して守ってきた公共放送としてのNHKを再び信頼される組織に」

 呼びかけ人のひとり沖野晧一さんは話します。「賛同の意を伝えてきた人の中には、在職中はこういう話をしたことはなかった人も含まれています。いま、NHKを変えていかなければならないという気持ちの表れだと思います」


2005年1月31日(月)「しんぶん赤旗」

政治介入許さない改革

NHK会長らに要請書 

婦人民主クラブ(再建)

 婦人民主クラブ(再建)は29日、NHKの「従軍慰安婦」番組への政治介入について、小泉純一郎自民党総裁、日本放送協会会長に対し、要請書を提出しました。

 小泉総裁への要請書は「表現の自由、国民の知る権利を侵す重大問題」と指摘し、直ちに国会で証人喚問を行い、真相を究明するよう求めています。

 NHKに対しては、「『介入の事実はなかった』と真相を覆い隠す発言さえ行っており、許せません」と批判。第三者による調査機関を設置し、真相究明を始めるとともに、介入を許さない機構改革を要求しています。

 また日本共産党、社民党、民主党の各党首あてに、国会での真相と責任の徹底追及を求める要請書を送りました。


2005年1月19日(水)「しんぶん赤旗」

NHK番組政治介入

全労連女性部 声明を発表

 全労連(全国労働組合総連合)女性部は十八日、安倍晋三自民党幹事長代理と中川昭一経産相によるNHK「従軍慰安婦」番組改ざん問題について、「NHK番組の改ざんへの政治的圧力に強く抗議し、徹底した真相究明を求めます」との声明を発表しました。

 声明は、「政権・与党の政治家が、放送される前に中止を要求することは、言論・表現・報道の自由を保障し、検閲を禁止した憲法二一条に違反するとともに、放送内容の外部からの介入を禁止した放送法三条に反する行為」「政治家とNHK関係者の責任は、社会的にも重大」と批判しています。

 声明は、番組改ざんは「従軍慰安婦」問題における旧日本軍の関与を認め、反省と謝罪、過ちを繰り返さないことを世界に約束した政府見解に反していると指摘し、国民を欺いたことに強く抗議。徹底した真相究明、海老沢勝二NHK会長の辞任、国会で安倍、中川両氏の責任を明らかにすることを求めています。


2005年1月17日(月)「しんぶん赤旗」

NHK番組改ざん 各団体が抗議

徹底して真相究明を

日本婦人団体連合会

 日本婦人団体連合会(婦団連)の堀江ゆり会長は十四日、安倍晋三自民党幹事長代理と中川昭一経産相によるNHK「従軍慰安婦」番組改ざん問題について抗議声明を発表し、政府、自民党関係者、NHKに送付しました。

 声明は、政権・与党の政治家が番組内容について放送前に圧力をかけ、放送中止を要求することは、憲法や放送法に反する行為であり、社会的にも責任が重いと指摘。今回の行為は日本政府が表明した従軍慰安婦問題への「おわびと反省の気持ち」にも反しており、「私たち国民を欺いたことに強く抗議します」とのべています。

 声明は、政府・与党とNHKが徹底して真相究明すること、海老沢勝二NHK会長の辞任、安倍、中川両氏の責任を明らかにすることを求めています。


婦人民主クラブ(再建)

 婦人民主クラブ(再建)の一戸葉子会長は十四日、安倍晋三自民党幹事長代理と中川昭一経産相によるNHK「従軍慰安婦」番組改ざん問題についての「抗議と要請」を発表し、小泉首相と海老沢勝二NHK会長に送付しました。

 「抗議と要請」は、小泉首相に対して、安倍自民党幹事長代理と中川経産相による番組改ざんについて調査しないと言明していることは「政府の責任を放棄した許せない対応」だと批判しています。

 海老沢会長に対しては、早急に調査をすすめ、責任の所在を明らかにし、会長および関係者の辞職、再発を防ぐ手立てをとることを求めています。


2005年1月15日(土)「しんぶん赤旗」

NHK番組の改ざん

各団体、厳しく抗議

新婦人会長が文書

 新日本婦人の会の高田公子会長は十三日、NHK番組、シリーズ「戦争をどう裁くか」の第二回が安倍晋三自民党幹事長代理、中川昭一経産相両氏の介入で改ざんされた問題で、小泉首相と両氏、海老沢勝二NHK会長に抗議する文書を送付しました。

 小泉首相らには、憲法を守る義務がある国会議員が番組の内容に介入したことは「表現・報道の自由を侵害する重大な違憲行為であり絶対に許されません」と抗議し、安倍、中川両氏の国会議員辞職を求めています。

 また、番組にある「従軍慰安婦」問題は女性の人権をじゅうりんした国家による犯罪であり、安倍、中川両氏は「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の幹部をつとめ侵略戦争美化の立場に立つ人物であることを厳しく指摘しています。

 海老沢会長にたいしては、全容解明と会長辞任を求めています。

日本共産党女性委員会 mail to : josei@jcp.or.jp
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