2004年3月7日「しんぶん赤旗」

女性への暴力ストップ!

国際アムネスティ 

キャンペーン開始

 三月八日の国際婦人デーを前に人権擁護のために活動する国際アムネスティは五日、ロンドンで女性への暴力根絶をめざす世界的なキャンペーン開始を発表しました。

 同アムネスティのアイリーン・カーン事務総長は、「コンゴでは昨年五千人の女性がレイプされた。これまでに一億二千五百万の女性が慣習という理由だけで性器切除された。英国では今週だけで百六十七人の女性がレイプされ、二人が殺された」と指摘。「女性への暴力はどこか遠いところで起こっているのではない。それはここで起こっているのだ。ほかの誰かではなく、自分であり自分の友人、家族に起こっている。私たち、女性と男性が団結して取り組まない限り、暴力は止まらない」と強調しました。

 カーン事務総長は、「世界の五十四カ国で女性を差別する法律が存在する。七十九カ国で家庭内暴力を取り締まる国内法がない。百二十七カ国でセクシュアルハラスメントを禁じる法律がない」と指摘。キャンペーンで各国の会員、支持者を動かし各国政府を変えていくとのべました。

 カーン事務総長は「米英のイラク戦争後イラクの女性の状況は悪化した」と指摘。「米英の占領軍はイラク人を守る責任があり、特に女性の権利を守らねばならない」と強調しました。

 国際アムネスティはキャンペーンの開始に合わせて女性への暴力にかんする報告書を公表。世界の女性が直面する暴力の問題を告発しました。

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