2003年12月26日「しんぶん赤旗」

おはようニュース問答

子どもの放課後、大切にしてあげたい


 のぼる いくつかの自治体で放課後の子どものための「全児童対策事業」がおこなわれているね。四月からはじまった川崎市の「わくわくプラザ」では十月までに百八十二件もの事故が起き、縫合が必要な事故や骨折も多いと聞いたけど。

 ふゆみ スタッフが非常勤・交代制で、子どもの顔ぶれも毎日変わるために、事務的作業に手をとられて目がゆきとどかない、大規模化して、子どもがともだち関係をつくることや、スタッフが子どもの様子をみてかかわりあうのがむずかしいなどの問題があるわ。

それぞれ充実を

 のぼる それは心配だ。まず安全でなければね。

 ふゆみ 日本共産党の市議団は実態調査をして、緊急改善要望書を提出、議会でとりあげてきたのよ。

 のぼる 学童保育は廃止されたんだって?

 ふゆみ 市長は、学童保育は一人二十万円かかるが、約半数の児童が登録している「わくわくプラザ」は五万円程度だから「あれもこれもの行政サービスを提供できなくなった」、市も「同じ機能の事業を併存させる」として住民や関係者の反対をおしきって無理やりひとつにしたわ。

 のぼる 放課後の子どものためには、どちらも必要だと思うけど?

 ふゆみ 学童保育は、共働きや一人親家庭の子の「家庭に代わる毎日の生活の場」だし、「全児童対策事業」は、利用登録した子どもに遊び場を提供するもので目的・役割はちがう。だから、「全児童対策事業」を口実に学童保育をつぶすのではなく、それぞれを充実することが大切よ。

安全な遊び場に

 のぼる 子どもが安心して遊べる場も少ないよね。

 ふゆみ 余裕教室や児童館などを活用した、だれでも利用できる安全な遊び場を増やし、専門的な職員が配置されることが大事ね。

 のぼる 学童保育も必要とする子がすべて入所できるように増やしたいね。

 ふゆみ 全国学童保育連絡協議会の調査では、保育所を卒園した子どもの約半分しか入所できていない。「生活の場」にふさわしい施設・設備を整備し、専任の指導員の配置と待遇改善が急がれる。国と自治体は、予算を確保して、きちんと整備、充実できるようにしてほしいわ。

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