2003年8月8日「しんぶん赤旗」

もう待てない、解決早く

「従軍慰安婦」被害者が要請

台湾、韓国から来日

 「戦時性的強制問題の解決がなければ目を閉じて死ねない」−−。韓国と台湾から来日した「従軍慰安婦」被害者が七日、謝罪と補償を求める要求書を日本政府と参議院に提出し「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」のすみやかな成立を申し入れました。国会では記者会見を兼ねた集会が開かれました。

 今回の来日は、日本政府閣僚の度重なる暴言や、国連、国際労働機関(ILO)による勧告にもかかわらず、問題がいつまでも解決されない状況に被害者が怒り、「もうこれ以上待てない。直接日本に行って訴える」として実現したものです。

 参議院への申し入れでは、韓国の被害者・尹順萬さんが、日本軍兵士から暴行を受け、折られた左腕が今も曲がったままで、右足は切りつけられたため歩くのに不自由していると訴えました。被害者たちは口ぐちに「生きている間に立法による解決を、謝罪と補償を」と求めました。

 同日国会で開かれた集会では、韓国の吉元玉さんが「光を見ることなく影だけを見て生きてきた。生きている間に光を見させてほしい」といっそうの支援を呼び掛け。

 また強制連行され中国で五十年を過ごし最近韓国に帰った姜日出さんは、日本が戦前の行いを反省しないまま米国に追随し自衛隊を海外派兵していると厳しく批判、「日本の過ちに対していつまでも叫びつづけていく」と述べました。

 台湾の被害者・イワルタナハさんは日本軍の管理する倉庫で暴行を受けた、いまでもその近くを通ることを避けていると述べ、心と体の傷が癒えていない状態を訴えました。

 この申し入れと集会には、日本共産党の吉川春子、吉岡吉典両参院議員などが出席しました。

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