|
2003年3月16日(日)
乳幼児医療費小泉内閣 「少子化対策」どこへ
|
| 全額負担なし | 1割負担の場合 | 2割負担の場合 | |
| 3歳未満児 (自己負担2割) |
-13.9%
|
-6.5%
|
─
|
| 3歳〜69歳 (自己負担3割) |
-15.7%
|
-8.5%
|
-2.1%
|
| 70歳以上で 自己負担2割 |
-12.0%
|
-5.2%
|
─
|
| 70歳以上で 自己負担1割 |
-7.1%
|
─
|
─
|
“制裁”措置ともいえるこのしくみについて、厚労省の担当者はこう理由づけします。
「窓口負担を軽減すると、病院へいく人が増え、医療費が増える。助成内容によって医療費が増える自治体と増えない自治体が出ると公平でなくなる。だから、自治体独自の事業で増えた医療費分は、国庫負担の対象とはせず減額して調整する」
公平さを問題にするのなら、国自身が全国共通の制度をつくることこそ、解決策です。
幼い子どもは病気にかかりやすく、抵抗力が弱いため、「早期発見・早期治療」がとりわけ大切です。長い目で見れば医療財政にとってもプラスになります。
これまで償還払いで二歳児までの医療費を助成してきた千葉県成田市に住む女性(33)は、四歳と二歳の子どもがいますが、一度も払い戻しを受けたことがないといいます。「申請には所得や家族構成の証明など何枚もの書類が必要で、病院の領収書も医療内容がわかるものでなければなりません。そろえるのは二度手間、三度手間。子どもがいると動きにくく、せっかくの制度も、あまりにめんどうで使えない」と嘆きます。「四月からの窓口給付はほんとうにうれしい。でも、下の子も二歳なので、うちが利用できるのはあと少しです」
窓口での無料化が必要であることを物語っています。
すでに、二〇〇一年十月に関東地方知事会は、国としての無料制度の創設と減額調整措置の廃止を求めています。
日本共産党は、一九七一年に国会で乳幼児医療費無料化を求めて以来、くりかえしとりあげてきました。〇二年四月には、国の制度として小学校就学前までの医療費を所得制限なしで窓口無料にすることを提案した法案大綱を発表し、実現にむけて活動しています。
減額調整とは
減らされるのは、国民健康保険への国庫負担金(国保療養給付費等国庫負担金)。市町村の国保は、かかった医療費のうち患者の自己負担分をのぞいて、残りの五割程度を国が負担しています。減額調整は、「かかった医療費」に条件に応じた減額率をかけて計算し、国庫負担分を減らすしかけです。
2003/3/16付「しんぶん赤旗」
|
日本共産党女性委員会 mail to : josei@jcp.or.jp
|
著作権 日本共産党中央委員会
|