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日本共産党

景気対策

核心をついた日本共産党の緊急提言

都議選・参院選勝利へ4会場で演説会

不破議長が訴え

墨田

2001年4月14日(土)「しんぶん赤旗」


野党共闘・「連合政権」の現状と展望も解明

 東京都議選とそれにつづく参院選で日本共産党を躍進させ、東京選挙区では緒方靖夫参院議員の再選をと十三日、不破哲三議長が東京・墨田区で、志位和夫委員長が大田区で、筆坂秀世政策委員長が新宿区で、緒方靖夫参院議員が墨田区と足立区でそれぞれ訴えました。墨田では、小学校の校庭まで人がつめかける八百五十人が、大田では千六百人、新宿では千二百人、足立で千人が参加。都内四カ所で四千六百五十人が話に聞き入りました。

 不破哲三議長は墨田での演説で、くらしと景気をどう立て直すかの問題をくわしく解明。このなかで、深刻な大不況のもとで政府の経済対策がまったく見当違いの大銀行・ゼネコン応援であることと対照的に、日本共産党が緊急提言を出し、消費税三%への引き下げを中心に、家計を応援する政治への切り替えを提唱し、経済界を含め国内外から大きな反響があることを紹介しました。

 また、自民党総裁選に出馬した亀井政調会長が、消費税減税をいいだしたことをとりあげ、「私たちの提案が自民党総裁選にも影響を与えていることは愉快なこと」と指摘。亀井氏自身は主張をトーンダウンさせたが、この経過は「私たちの提案が景気回復の核心をついていることをあらためて明らかにした」と述べました。

 つづけて、「自民党総裁選まで影響しているのに、与党と野党の対決の焦点にならない。それは野党の中で消費税減税を打ち出す政党が日本共産党以外にないからだ」と指摘。「ここに、私たちがいま、野党連合政権の旗をなぜかかげないのかの根拠がある」と述べました。

 民主、自由両党は、もともとは自民党から分かれてきた政党で、社民党も最近まで自民党と連合してきた政党です。不破氏は「それぞれなりに自民党政治ではだめと気づいて、反自民、野党の旗をかかげ、共産党との共闘にも踏み切るようになったうえ、日本の政治情勢に新しい道が開けつつあるが、政策になると、自民党政治の流れでとりくんできた歴史から、なかなか野党的にならない」と指摘しました。

 消費税では、社民・さきがけは橋本内閣で増税をすすめる立場だったこと、民主・自由は、社会保障の財源と結びつけた消費税増税論者だと解明。こうした野党がいま連合政権構想をたてても、消費税減税一つとっても合意ができず、一致できる範囲では中途半端な政権構想になって、「本気で自民党政治に切りこむわけにいかなくなり、野党のたたかいにも未来がなくなる」と述べました。

 「だから私たちは、他の野党にも、『自民党政治をこう変える』というそれぞれの構想を出して、参院選で自民党、公明党を追い詰めようと提案している」と強調。そのうえで、日本共産党が、自民党政治にかわる政治の中身を「日本改革」として一貫して提案してきたこと、だからこそ、不況打開の問題でも、核心をついた提案ができることを述べ、「この党が、国政で大きな力を持ってこそ、自民党政治を追いつめる野党の力がさらに強くなるし、国民の声にこたえる新しい政治への切り替えの日がさらに早くなる」と強調しました。

 

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