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日本共産党

日本共産党は宗教者とも
協力と信頼の関係を広げている

不破議長、公明党のウソと謀略をきびしく告発

“落ち目の反動派のどんな攻撃も打ち破ろう”とよびかける

 2001年3月28日(水)「しんぶん赤旗」


東京・荒川区

 日本共産党の不破哲三議長は、二十七日の東京・荒川での演説会で、都政問題について「四年前の都議選で都議会第二党に躍進した力が青島都政でも石原都政でもいよいよはっきりしてきた」と強調し、他党との違いを鮮明にしました。

 とりわけ、二年前の石原都知事誕生のとき、不破氏自身が記者会見で特定の政治的立場の都政への持ち込みには反対するが、都政の中身については都民の立場で“いいものは賛成、悪いものは反対”という立場をとる、と言明したことをふりかえり、この二年間、その立場を貫いてきたことを具体的に紹介。

 「こういう立場を都民の前でいえるのは日本共産党だけ」と強調し、銀行税やディーゼル車規制で、青島都政時代から議会で提案してきた党が日本共産党以外なかったことや、首都機能移転で反対を貫いたのは日本共産党だけだったこと、お年寄りの医療費助成の「マル福」やシルバーパスの廃止などについても四年前の都議選ではどの党も反対を掲げながら、公約を貫いたのは日本共産党だけだったことを指摘しました。

 不破氏は、こうした事実を紹介しながら、「選挙を前にして、このことに一番うらみをもっているのが公明党」と指摘。公明党が三月の都議会の舞台を、日本共産党攻撃の反共党略に利用した問題をとりあげました。“石原知事の英断を共産党が自分の成果だといっている”と事実をねじまげた質問をおこない、石原知事が「そういう政党はハイエナのようなもの」と言語道断の答弁をおこなったのです。

 不破氏は、都政専門紙の「都政新報」でも「自民、公明の共産党攻撃は論戦のレベルを超えて選挙対策とみられても仕方ない」、「共産党攻撃に知事も一役買っている」、知事のハイエナ発言に「『品性に欠ける』と共産党が抗議したが、当然だ」と指摘していることを示し、公明党と石原知事の攻撃を批判。

 そのうえで、二十五日投票の東京・小金井市議選でも投票日前日の深夜に「ハイエナ」答弁の反共ビラをばらまくなどの謀略を告発しました。

 不破氏は、「公明党がまじめな政党なら、いま有権者の前でいわなければならないことはたくさんあるはずだ」として、KSDから「広告料」の名目で多額の支援を受けていた問題、いろいろな形で機密費の一部をもらってきた問題、四年前の都議選で「シルバーパスは絶対まもる」と公約しながら、それを裏切ってその有料化に賛成した問題などをあげ、「どの問題についても、公明党からは反省の言葉は聞かれない。無反省という点では、国民の批判の的となっている森首相と何の違いもない」と批判。「そういうことを無責任に棚上げして、ウソをウソでかためるやり方で日本共産党攻撃と自民党の悪政の擁護に熱中する、本当の宗教心とは縁もゆかりもない勢力の横暴を、この東京で許したら大変だ」と訴えました。

 つづいて不破氏は、「それと対照的なのは京都でお会いした宗教者のみなさんの姿だった」として、先日、京都で開かれた「宗教者と不破哲三さんとの懇談会」の模様を紹介しました。浄土宗の総本山・知恩院で開かれたこの懇談会には、仏教各派、キリスト教、天理教、教団大本、金光教など七十人が集まり、「現世の問題のため、宗派の違い、宗教と無宗教との違いを超えた協力で、国民に貢献しよう」という熱心な対話がかわされました。

 不破氏は、宗教者と日本共産党のあいだにも相互信頼がひろがっていることを語りながら、「国民が、いろいろな思想や信仰の違いを超えて力を合わせること、これが日本を変える道。この道をまじめに進み、二十一世紀に国民のための政治を実現するためにがんばっているのが共産党だ」と訴えました。

 最後に、不破氏は、戦前、どんな暴圧にも屈しなかった党の歴史にふれ、「落ち目の反動派がどんな手立てを講じようとも、これを打ち破って勝利しよう」として、都議選では荒川区の鈴木けんいち候補、参院選では選挙区・緒方靖夫候補の必勝と比例区・日本共産党の躍進のためご支持を、と力強くよびかけました。


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