道具22

戻る

/hedd.gif" ALT="日本共産党" WIDTH=340 HEIGHT=35 ALIGN=bottom>

党規約改定について不破委員長が結語

2000年11月25日(土)「しんぶん赤旗」

 党規約改定についての討論の結語にたった不破委員長は、「党規約の問題について、日常の党活動の柱になる問題として、これだけ生き生きと語られた大会はなかったと思う」とのべ、「多くの発言のなかで、改定規約案にもとづく活動がすでにどんどんすすめられ、党活動前進の大きな力になっていることが報告された。改定案の適切さが実践的に証明されている」と強調しました。

 そして、大阪の宗教者の発言では、党の性格を定めた規約第二条が仏教の教義とどういう関係に立つかということまで論じられたとのべ、この発言は、外国代表のあいだでも「全文がほしい」などの反響を呼んだことを紹介しました。

 また、大会報告を伝えたCS通信を見ての全国からの感想が八百二十二通にのぼるとし、そのなかでも、規約問題での感想・意見を含むものが半数近くあり、なかには「これほど規約問題をおもしろく感じたことはなかった」との感想もあったことを紹介。

 「党規約が、全党の血肉になり、日常の党活動の力になる状況がつくられてきた。ここにも、新しい世紀にふさわしい党の新しい発展段階のあらわれがある」と強調しました。

 不破委員長は、つづいて、全党討論で出された意見のなかで、とりいれるべきだと考えた規約改定案の修正点を説明しました。このなかで、「党の綱領と規約を認める者」(第四条)、「入党を希望する者」(第六条)などの「者」という表現を、「人」「党員」などに改めることにしたことについて、日本語の歴史にまでふみこんで解明しました。討論のなかでは、「者」という表現には、見下げる語感があるとの意見が出されましたが、辞典などを調べてみると、心配するだけの根拠があったとのべ、「おかげで日本語の歴史の奥深さを勉強しなおした」とのべると、会場から大きな笑いがおきました。

 このほか、機関紙活動の支部への具体的位置付け、議員団の党生活の規定、党費の減免規定などの修正案について説明しました。

 また、修正にはいたらなかった問題で、解明する必要がある意見・質問についてとりあげました。このなかで、「集団指導と個人責任制の結合」「批判と自己批判」「党のうえに個人をおかない」など、現行規約前文の一部を残したいとの意見について、「内容を正確にとらえれば、それぞれ重要な命題だが、これは党員心得的なものをふくむ前文だからこそのべられていたもので、規約の本文にはなじまない。それぞれの精神を党活動の方針に具体化してゆきたい」とのべました。

 入党資格を「日本国民」に限るとした問題や、党の指導機関を選出する選挙での自薦の権利の保障などの点についても一つひとつ説明しました。

 最後に不破委員長は、「この党大会を転機に、全党が規約をよく読み、研究して、わが党の組織原則を正しく踏まえた党活動を大いにすすめ、二十一世紀の新しい政治をになう党として日本共産党の真価を大いに発揮しよう」と呼びかけました。

 


機能しない場合は、上にあるブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権:日本共産党中央委員会

〒151−8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4−26−7
TEL:03−3403−6111 FAX:03−5474−8358