道具20

戻る

RC="../../../Gif/hedd.gif" ALT="日本共産党" WIDTH=340 HEIGHT=35 ALIGN=bottom>

大会は任務をやりとげた

不破議長が閉会あいさつ

2000年11月25日(土)「しんぶん赤旗」

 大会の最後に、新しい中央委員会を代表して不破新議長が閉会のあいさつをしました。

 不破氏は、「この大会の五日間の討論には、私自身たいへん大きな感動を覚えた。文字通り、世紀の転換点にふさわしい歴史的大会で、二十一世紀に新しい日本を築く、その未来をひらくたたかいの息吹がまざまざと実感された大会だった」とし、「この実感は私だけのものではなく、この大会に参加したみなさん、全国から熱い目でこの大会をごらんになっているみなさんの共通の気持ちだと確信している」とのべました。

 そのうえで、こんどの大会について、多くの外国来賓の方から、三つの点でかなり共通した感想が聞かれたとし、(1)代議員の発言が、自分の意見をいうだけではなく、「草の根」の活動を反映している(2)若い世代、女性の発言が多い(3)未来に向かう笑いと明るさがある、という声を具体的に紹介しました。

 「開会あいさつでのべた大会の三つの任務をりっぱにやりとげたと思う」とのべた不破氏は、第一に、「二十一世紀の日本の進路について、大会は、日本共産党の提案を全面的に明らかにした」とし、「自民党政治が世紀末的な危機にあるだけに、このことの意味はいくら強調しても強調しすぎることはない」とのべました。

 不破氏は、「この問題を最近の政局とも関連させ、二つの角度から考えてみたい」とし、一つ目の角度として、森内閣不信任案をめぐるたたかいで、自民党政治をいかにして打ち破るかがいや応なしに主題になったが、何をもって自民党政治に代えるのか、その政策、方針、旗じるしが大事だと指摘。今回の事態について、政治を変える旗じるしもなく、自民党を分裂させる覚悟もない、政権の担い手だけをかえればいいということでは、自民党政治を変えることはできないことを示したとのべ、「自民党政治を倒すためのもっとも大事なこの仕事に終始取り組んだのが、わが党の大会であり、その回答を国民に見事に示した」と強調しました。

 不破氏は、二つ目の角度として、「政党として二十一世紀を語るとき、大きな未来展望をもつと同時に、当面の改革への真剣な現実的な取り組みをするという二つのことが大事だ」と指摘。二十世紀は人類史のなかでも巨大な進歩を記録した世紀であり、二十一世紀がより豊かな可能性が花開く時代になることは疑いないとのべ、「利潤第一主義の社会を人間社会の最高の到達点だと思いこんでいる政党、アメリカの基地国家というゆがんだ現実を永久不変と考えている政党が、新しい時代の担い手となれないことはあまりにも明白だ」と強調しました。

 第二に、不破氏は、「この事業を担う党づくりに正面から取り組んだ大会になった」とのべ、大会の討論に豊かに反映した全国の党組織、党員の活動そのものが二十一世紀の党の躍進につながる無数の教訓を含み、こんごさらに大きく繰り広げられるであろう「ロマンある展望」を示していると強調。日本の進路を示す日本改革の政策とともに、今回新しく改定された党規約を新鮮な力に、五十万の党づくりを目標とする「五カ年計画」を必ず成功させ、「日本社会の多くの人々の間に、より広い、より大きい、より密接な相互理解の関係をひろげていこう」と呼びかけました。

 第三に、不破氏は、大会は、新しい中央委員会と中央の指導機関を確立するという仕事をやりとげたとし、この人事では思いきった若返りをおこなったのが特徴だと紹介、常任幹部会は、この機構が設けられてから三十年の歴史のなかでもっとも若いと指摘しました。

 同時に、不破氏は、新しい体制のなかで、党を代表する者の一人として、活動のあらゆる分野で必要な責任を果たしたいと表明するとともに、国政のうえでは、志位新委員長が党を代表する役割を果たすことになるとし、「全党がこの新しい中央委員会を先頭に、二十一世紀の歴史的な大事業に壮大な志をもって取り組むことを心から期待する」とのべました。

 最後に、不破氏は、たいへん多くの外国来賓の人たちが参加し、代議員が「熱心に討論を聞いている姿に励まされた」などの感想を寄せていることを紹介しつつ、大会にたいし言葉に尽くしがたい貢献をされたとのべ、かさねて感謝を表明しました。

 


機能しない場合は、上にあるブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。


著作権:日本共産党中央委員会

〒151−8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4−26−7
TEL:03−3403−6111 FAX:03−5474−8358