半封建的地主制度

 戦前の日本の支配体制をかたちづくった一つで、農村を支配していた、地主・小作関係に基礎をおく土地所有制度。明治維新で、封建領主が農民を土地にしばりつけて強制的にしぼりとるやり方が崩されたのちも、ひろく存続・強化され、地主は小作農民を支配し、収穫の半分以上にもなる高い小作料をとりたてました。封建的な制度がかたちを変えて残されていたので、「半封建的」と呼ばれます。


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