大会議案の討論2(1月15日)

綱領改定案と大会決議案とそれぞれの中央委員会報告にもとづく討論での発言要旨を順次紹介します。

130%に正面から挑む構え県委員長として表明する

新潟・小日向昭一 代議員

 志位委員長の報告は選挙戦の中心課題として「質量ともに強大な党を築く」ことを強調しています。新潟県党組織はこの十二月、党員と読者拡大の双方でわずかながら前進を勝ち取ってこの党大会に参加することができました(拍手)。しかし、前進しているのは六地区中二地区にとどまり、全県的には今月の奮闘いかんにかかっています。
 昨夜、私たちは参院選で総選挙比133%以上の得票と130%以上の読者拡大について、宿舎で地区委員長会議を開き討議しました。「自分の地区が大運動で若干前進したことに満足していたが、そんな水準では参院選勝利はないと思い知らされた」「自信はないが、130%の読者という旗を掲げて正面から挑む構えがまず何よりも大事だ」という議論が行われ、「その決意を県委員長は大会の場ではっきり表明すべきだ」という結論になって、いまこの発言席に立っています。(拍手)
 新潟県党組織は昨年十二月、二度に及ぶ県委員会総会で参院選の得票目標を徹底討論し、総選挙得票の170%にあたる十五万票を必ず達成することを確認しました。この目標に向かって国政の焦点とともに切実な県民要求の担い手として奮闘する方針を確認しました。要介護認定者に対する障害者並みの税金軽減を全市町村に広げる運動に取り組み、成果を上げつつあります。
 七七年の第十四回党大会の拡大運動では県党組織も五十二日間で党員百三十三人、日刊紙読者千五百二十人、日曜版読者一万二千八百四十五人という県党史上最高の成果を上げました。当時の記録には全議員が拡大し、成果支部99%、成果党員60%にのぼったことが記されています。
 十二月は党組織の中核部分が綱領改定案を確信に「何としても党勢の前進を」との気概を持って奮闘し、50?60%の支部が成果をあげました。この決意を中核部分だけでなく圧倒的な支部・党員に広げることが、決定的なカギです。参院選勝利めざす党勢拡大をすべての支部・党員が自らの課題、自らの要求として立ち上がる状況を作り出し、必ず目標をやり抜く決意を表明します。(拍手)


労働者の利益守り続け職場に大きな支部建設

大分・今井政吉 代議員

 消滅間際まできていた党支部が、職場のたたかいと、それを通じてこの三年間、党を建設してきた経験について報告します。
 決議案は、職場支部が労働者の利益を守り、たたかいを組織する拠点としての役割を担っていると指摘しています。支部は三年前、職場新聞を二十五年ぶりに再発行し、職場の声や要求、社会情勢、実現してきた要求などを載せてきました。党勢を増やして、一昨年、はじめて役員選挙本部執行委員に私が立候補しました。二十五年間、党の看板をしょってきましたので、雨、嵐の反共攻撃のなかで勝利しました(拍手)。初めての団体交渉の際、党の四つの緊急提案のビラを社長と各部長に渡すと、「勉強させてもらいます」と受け取りました。
 会社の増収対策として、敬老無料パス制度を実現すれば二億円の増収になります。組合の推す社民党も、会社の推す自民党もみんな反対してきましたが、運動をすすめている会の会長さんと懇談会をもつよう組合に要請し実現。昨年九月の市議会では社民党や民主党もとりあげ、市当局も検討と研究を約束、「ワンコインバス」という方向で四月からの実施が決まりました。(拍手)
 昨年のいっせい地方選挙前に「国、県からの会社に対する補助金カット」問題が執行委員会の場で出てきました。私は行政にたいする交渉は超党派でやるべきだ、共産党の県議を使っていいかと執行委員会で発言し、「それはあなたの得意の分野だからお願いします」(笑い)との組合側の了承をとりつけたうえで、党県議と一緒に県交渉にいきました。県議の道理ある交渉で県側も「検討」を約束。他党も動きだし、補助金七百五十万円のカットはとりやめになりました。
 党支部は、サラ金などで悩んでいる労働者の生活相談やパート労働者の要求などをとりあげ、党議員と協力して実現させ、職場のなかで信頼を広げ、労働者を党に迎えてきました。ひきつづき職場の多数派をめざし、参院選勝利のために奮闘することを表明して発言を終わります。(拍手)


足銀破たん通じて実感 改定案の確固とした展望

栃木・野村節子 代議員

 参院選挙区候補として綱領路線と日本改革の提案を語りぬき、大門みきしさんはじめ比例五議席の絶対確保、栃木県での躍進をかちとる決意をこめ発言します。
 綱領改定案の報告のなかで、とくに深く受け止めたのは第二章六節の日本独占資本主義の構造的弱点を指摘した部分です。栃木の足利銀行の破たんは、この矛盾の鋭い形でのあらわれでした。足銀は県内シェアは預金で四割、貸出金で五割を占め、貸出先の八割は中小企業で、全自治体の指定金融機関です。それが一夜にして破たんしたのです。
 預金は保護されたものの県や十二の市が税金を使っておこなった増資を含め、株は紙くず同然。借り手の中小企業もRCC(整理回収機構)送りになるのではとおびえ、株の欠損による倒産も心配されています。
 こうした事態を招いた政府の責任は重大です。足銀はバブル期に自民党オール与党県政と一体でリゾート開発にのめりこみ、乱脈経営に陥りました。九八、九九年に資金の注入をうけ、事実上国の管理下で、経営立て直し計画もスタートしたばかりでしたが、アメリカ仕込みの検査基準をあてはめつぶしてしまったのです。
 これに対し共産党の見地は明確です。第二十二回大会決議は、“銀行の不始末は銀行業界の共同責任と負担で”という本来のルールに立ち戻ることを提起しています。この方向こそ、足銀再生を可能にする道でした。
 綱領改定案は、二章の現状分析・告発と対置する形で四章の民主的改革のプログラムで、日本経済再生の道を示しています。
 いま栃木県では民主的改革の提案が共感を広げる可能性が広がっています。大門参院議員と塩川衆院議員と懇談した経済界の有力者は、国の血も涙もない措置を怒り“地方はグローバルスタンダードでなくダブルスタンダードでやってほしい”とのべ、温泉のホテル経営者は「こんなことをやっていたら自民党などなくなってしまうだろう」と話しています。
 先の見えない不安感の広がる中で、確固とした展望をもつ光を放つ党綱領。この光さす道をすべての人に知らせたい。その思いでいっぱいです。(拍手)


民主主義革命論の先駆性とその充実・発展の意義

中央・足立正恒 評議員

 四十三年ぶりの綱領改定にあたって、とくに、民主主義革命論の「より現代的、合理的なもの」への「仕上げ」がもつ重要な意義について発言します。第八回大会で日本が直面するのは社会主義革命ではなく、民主主義革命であるという見地を打ち出したことは、国際的にも例のない理論的先駆性を示すものでした。
 当時、私は大学を卒業したばかりでしたが、発達した資本主義国の革命は社会主義革命という先入見を克服して、綱領の民主主義革命論を受け入れるのは、並大抵のことではありませんでした。六〇年の安保闘争による実践的経験と党指導部による粘り強い指導、援助を受けてはじめてそのことが可能になったことを鮮明に記憶しています。それだけに、四十三年間の実践にたって民主主義革命論の正しさをあらためて検証し、さらにこれを充実・発展させることができたことに、特別の感慨を抱くものです。
 その意義について三点のべたいと思います。
 民主主義革命によってなしとげられる民主的変革の内容が「国の独立・安全保障・外交」「憲法と民主主義」「経済民主主義」の三分野にわたって豊かに、具体的に明らかにされたことです。この内容一つ一つを国民に示して語るなら、どれも納得と賛同、共感を得られるものです。
 私はかつて民主主義革命、反独占民主主義といっても何をやるのか、イメージがもてなかった体験から特に大事だと考えています。
 第二に、民主連合政府と民主主義的変革、民主主義革命の関係が明確にされたことです。民主連合政府から革命の達成まで遠い道のりがあるかのような戸惑いが完全に解消され、民主連合政府の実現に向けて総力をあげる実践的・理論的位置付けが一段と明快になったと思います。
 第三に、民主主義革命から社会主義革命への連続的転化というかつての理論にみられたような、民主主義革命をともすると社会主義革命への過渡期、通過点とみなす理解を綱領上から一掃し、民主主義革命、民主主義的変革が日本の歴史において、価値ある歴史的意義をもつ一つの時代を画するという位置付けが明確にされたことです。「民主主義の電車に乗ったら、共産主義へ連れて行かれる」式の反共攻撃に付け入るすきを与えないためにも大事だと考えます。
 参院選挙勝利をはじめとして、充実、発展させられた民主主義革命の綱領具体化のため全力をあげる決意です。(拍手)


社会構造の大本語って候補者論戦をリード

神奈川・鴨下 元 代議員

 昨年の総選挙で小選挙区候補として綱領改定案を力にたたかった経験から二点を発言します。
 一つめは、第二章「現在の日本社会の特質」の科学的分析の大切さについてです。
 私たちの生活の苦しみや問題の根本にはアメリカと財界・大企業の支配があります。ところが、新しく入党してきた青年や一般市民の中では、どの勢力が日本を支配し、私たちを苦しめているのか、よくわかっていなかったり、事実とは異なる認識をもっていることも少なくありません。
 選挙区の公開討論会で民主党候補が今の政治の根本的な問題が「官僚主導の政治」にあると偽りの対決軸をつくり論戦を挑んできました。しかし、綱領改定案を学んでいた私は、「政治の一番の問題は大企業から献金を受け取り、大企業のための政治をしていることではないか」と切り返し、論戦をリードすることができました。個別政策の学習とともに、おおもとに何があるのか明らかにした第二章の見地をすべての党員のものにし、国民的規模で広げることが切実に求められていると感じています。
 二つめに、第五章の社会主義・共産主義についてです。青年に入党を訴えるとよく疑問が出されるテーマです。
 未来社会論は生産物の分け方を基準とした説明から、「生産手段の社会化」を軸にした理論構成になりました。川崎北部地区では、青年で学習合宿をしたり「『ゴータ綱領批判』の読み方」の学習会を開いたり、綱領の世界観を身につける系統的な努力を続けています。工夫しながら回数を重ねるなかで「共産党は本気で日本を変えようとしていることがわかった」など確信が広がり、力になっています。
 青年運動を通して悩み傷ついている青年にたくさん出会います。ルールなき資本主義のもとで競争教育、就職難、成果主義賃金など競争を強制され、一人ひとりがバラバラにされる。この社会の構造が、人間としての成長の可能性をつぶしています。人間は本来誰もが大きな可能性をもっていることに光をあてた綱領改定案第五章の展望は、多くの青年に知ってもらいたい内容です。参院選勝利に向けて、党綱領の確信を広げる先頭に立つ決意です。(拍手)


改定案語る党員に学生が「知的魅力感じた」

京都・宮本宣治 代議員

 二十二回大会期に六十二人の学生を党に迎えることができました。とくに綱領改定案の論議を本格的に始めた九月以降、十六人の学生党員が誕生しています。民青同盟にも〇一年から百五十四人が加盟しました。
 こうした前進をつくりだしてきた推進力は綱領改定案だと思います。とくに未来社会論の中心点は「生産手段の社会化」におかれています。この理論的解明によって、今日の資本主義体制の中では一面化されている私たちの能力が、未来社会で全面的に発達する保障を形づくるという点を鮮明にできます。人類史という巨大な歴史的展望の中で、「人間が主人公」となる社会体制を位置付けていることに確信をもち、自分たちの活動が当面する問題を解決するだけでなく、人類史的な「人間を解放する」役割につながるという理解は、民主的な大衆運動の発展・党勢拡大の推進力になりました。
 ある学生党員は「社会主義の変革の中心が『生産手段の社会化』であることが分かり、未来社会のイメージを持てた」と確信を深めています。
 学生自治会のアンケート調査では「アメリカはなぜ世界の反対の声を敵に回してイラク戦争を遂行したのか」など社会に対する疑問を持っています。疑問や模索に応える保障が大学にはありません。しかし、綱領改定案は学生の「知的関心」に応える力を持っています。実際、綱領改定案を学習し入党した学生は「綱領改定案を語る学生党員に知的魅力を感じた」と語りました。
 学生運動についてですが、学生自治会と大学当局との交渉には二千人の学生が集まりました。交渉前には昨年度十一年ぶりに三学部同時成立を果たした学生大会が、二年連続、しかも千人規模の参加者で成立しました。交渉直前の一週間という短期間でしたが、学費値上げ反対の署名は五千を超える到達です。運動の成功が「自分たちが動けば現実は変えられる」との確信につながっています。
 「学費が減額されたらまずテキストを買いたい」という意見が寄せられましたが、学生の現状は深刻です。綱領を学び、情勢を根底からつかむという視点から運動の展望を明らかにしたことが、多くの学生を結集させる力になりました。(拍手)


「社会は変えられるんだ」肌身で感じる若者の変化

奈良・豆田至功 代議員

 奈良県委員会で学習・教育と青年・学生分野を担当しています。
 県党組織は、党綱領が四十三年ぶりに改定される歴史的な第二十三回党大会に向けて、十二月、七十一人を党に迎えました。大会代議員を一人増やして十人で参加しています。(拍手)
 綱領改定案の第四章「民主主義革命と民主連合政府」では十一節で、「現在、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と大企業・財界の横暴な支配の打破…」と規定され、十二節で民主主義革命によって実現すべき改革の主な内容が示されています。
 イラクへの自衛隊派兵の強行という、平和が大きくゆがめられようとしている事態や、「構造改革」の名のもとに多くの国民の暮らし破壊がすすみ、将来不安がつのるなかで、政治のゆがみの元凶がどこにあるのか、国民に分かりやすくなってきています。同時に多くの国民が直面している深刻な現実は、この方向でのみ打開できるということを、総選挙以後の対話のなかで肌身で感じ、確信を深めています。
 とりわけ青年・学生分野では、綱領改定案の示す民主的改革の中身や未来社会への展望は、模索している若者にとって、「自分が駄目なのではない。社会は変えられる」とみずからの生き方を見つめ直し、党の隊列に相次いで加わるという変化も出てきています。
 私は、参院選挙区候補という新たな任務も加えていただいています。総選挙時比130%の読者、五十万の党を参院選までにやりとげることは容易ではありません。しかし、昨年十二月の経験から、機関がその気になって構えたら決してできない目標ではないと思います。比例の五議席確保、とりわけ近畿での市田忠義さん当選のためにやらねばなりません。
 グレードアップされる党綱領を、当面の政治戦、参院選で勝利する力に、土台をつくるとりくみとしての党建設、党勢拡大はもちろん、党大会決定の徹底という点でも先頭に立ちます。量・質ともに強大な党づくりに貢献し、多くの国民が直面している苦難の解決、要求の前進をはかっていく決意です。ともにがんばりましょう。(拍手)


「国民が主人公」貫いた天皇制問題の解明

兵庫・副島圀義 代議員

 綱領改定案に対する疑問や反対意見の中で、比較的多かったのが天皇制についての改定部分です。「趣旨はわからないではないが、天皇の政治的利用やさまざまな復古調の潮流に利用されてしまうのではないか」という、気分が知識人などの中にありました。
 改定案は現行綱領ができてからのたたかいと情勢、理論、政治的発展の到達の上に立ったものです。私は、こういう意見や危ぐ、疑問をもった人々との議論でも、できるだけこの間の発展の過程をあとづける立場でのぞんできました。この問題を考える上でも、解釈の立場ではなく変革の立場、現実の日本の社会、世界の発展をどうなしとげていくのか、具体的なプロセスとして考える必要があると思います。
 将来の問題として天皇制の存廃は「国民の総意によって解決されるべきものである」とあります。最初、私も「総意によって廃止する」という表現の方がわかりやすいと思っていました。討論を重ね、この表現はなかなかの含蓄があるというのが現在の到達です。
 現在われわれにとって必要な課題は、天皇の政治的利用をやめさせることであり、「国政に関する権能を有しない」という制限条項を厳格に実施させることであります。このような厳格な実施を積み重ねていったとき、国政に関する権能を有しないわけですから、選挙権も被選挙権ももたない。また、憲法に明文規定がある形式的な国事行為をするためだけの世襲制というものが、はたして将来意味合いを持つのか。私の友人の歴史学者は「そういう時になれば、わざわざ廃止と言わなくても、天皇家の方からやめさせてほしいということもありえるよ」といいます(笑い)。なるほどなという感情をもったこともあります。
 今回の綱領改定案がこの問題でも「国民が主人公」という立場を首尾一貫したものであり、これからのわれわれのたたかいに大きな力になる。憲法を全面的に守る旗を掲げた党が、多くの人々の心、意見、要求と一致してたたかっていくことに確信をもって参議院選挙で勝利し、綱領実現の新しいスタートを目指していきたいと思います。(拍手)


リストラ、賃下げ猛烈 要求実現の党に注目が

神奈川・鈴木 明 代議員

 鉄鋼大手五社は〇一年までの十一年間で六万五千人、四割を削減、京浜製鉄の本体は約九千人から二千人へと八割近い削減です。賃金はほとんど上がらず、一時金は大きく切り下げられ、労働者の状態悪化はすさまじいものがあります。
 大会決議案は「たたかいによって暮らしを守るルールを」「リストラに反対し、安定した雇用を拡大するたたかい」をとよびかけました。職場実態に見合って何としても要求を実現するため「たたかいの組織者」として奮闘したいと思います。
 サービス残業が強いられてきた設備保全の職場では党の全体のとりくみに加えて労働組合の場でも粘り強い働きかけで顕著に改善されるようになり、喜ばれています。
 不安定雇用の拡大は大きな問題です。分社化や関連会社への外注化という手法で、いまでは本体労働者が三割、関連労働者が七割と完全に逆転です。戦前のような十二時間二交代制勤務や、六種類もの雇用形態の労働者がいる職場もあります。矛盾が集中し、多数となっている関連労働者の要求実現が大事になっています。関連労働者から党員に「夜までの勤務の後、寮に帰るともう夕食が食べられない。食べない食事代まで天引きされる。何とかしてほしい」との相談もありました。小さくても部分的でも要求を実際に実現することを目指しています。
 「ルールなき資本主義をただす」ことは日本経済と社会の持続的な発展に不可欠であり、日本社会が客観的に切実に求めている課題です。リストラ遂行が最高の価値観とされ、技術と技能の伝承がままならず、技術力や品質が低下し、クレームが多発しています。
 とりわけ労働災害は深刻です。鉄鋼業では一昨年二十三人、昨年十六人と死亡事故が多発し、京浜製鉄でも四月に二人が死亡しています。労働者が、新日鉄名古屋のガスタンク爆発事故を特集した日曜版を見て、「本当に『赤旗』に書いてある通りだ」と話していたそうです。「ルールなき資本主義をただす」ことは、管理職や労働組合幹部とも十分に一致できる課題です。確信を持って視野を広げてたたかいを進めたいと考えます。(拍手)


党員一人ひとりの歩みも明解な改定案生んだ力

和歌山・正垣泰比古 代議員

 私が生まれたのは一九五一年です。日本が旧安保条約によってあらたに対米従属のくびきにさらされたときでした。党は不幸な分裂と混乱のなかにありました。生まれてきた私は大変なところに来たなと思ったのでしょうが、記憶にありません(笑い)。二十年あまりたって、七二年七月十五日、党創立五十周年記念日に入党しました。若い仲間と日本の未来を一生懸命語りあいました。「民主連合政府ができたら、君はどの部署で働くのか」と真剣に議論しました(笑い)。「共産主義社会とはどんな社会か」「能力に応じて働き、必要に応じてうけとる。どういうことか」「欲の強いやつが現れたらどうするのか」(笑い)。「大丈夫だ。君は喫茶店で一杯のコーヒーにいくつの砂糖を入れるのか。せいぜい二つか三つ。十杯も二十杯も入れるやつはいない。そういう社会になる」(笑い)。まじめにこんな議論をしました。
 当時の私たちの議論の幼稚さは、私たちに責任があるのでなく、当時の「分配論」を中心とした共産主義の規定の側に問題があったと、綱領改定案の討議をつうじて確信しました。(笑い)
 入党後、科学的社会主義の創造的発展、綱領路線の新たな発展の一つひとつにふれることは、大変な感動を与えました。そういうなかで迎えた今日の綱領改定案です。
 正確でわかりやすい綱領改定案を生み出した力、その歯車の一つとして、私たち党員一人ひとりの歩みも欠かすことのできないものであったと確信します。(拍手)
 正確さとわかりやすさという点で、一番スッキリしたなと思ったのは憲法についての叙述です。これまでの綱領では、憲法を全体としてどうみるのかの叙述はありませんでした。憲法改悪反対はのべられていましたが、前文をふくむ全条項を守るということは書かれていませんでした。党の憲法論を綱領上でも整理したことは、憲法をめぐるたたかいをすすめるうえで、大きな力になることは間違いありません。草の根から自衛隊の海外派兵反対、憲法九条を守れの運動をすすめていく、そのたたかいの最大の武器になる「しんぶん赤旗」の総選挙時比130%の峰めざしてがんばる決意です。(拍手)


魅力ある未来社会論国民に広げたい

東京・若林義春 代議員

 党綱領改定案が一番力を入れた未来社会論の意義について発言します。
 科学的社会主義の政党にとって未来社会論は、資本主義の矛盾を解決するものとして一番の魅力となっていいものです。私が十代の六〇年代には社会主義、共産主義の社会は、めざすべき理想の社会として大変魅力あるものと映っていました。当時、その魅力から多くの青年が日本共産党に接近し、加わりました。
 その後、旧ソ連社会の実態がわかり、崩壊した今では、共産主義は悪いものであるかのような宣伝があとをたちません。
 この状況を抜本的に変革する土台となる社会主義・共産主義の本来の魅力を明らかにしたのが今回の綱領改定案だと思います(拍手)。生産手段の社会化と、人間の全面的発達、人間の解放を中心にした三つの効能に示された内容がそれにあたります。
 もちろん、日本共産党の当面の課題は資本主義の枠内での民主的改革ですが、その先の社会発展の方向の普及については、共産主義についてのマイナスイメージを取り払うことが中心でした。今回の綱領改定案によって本来の魅力ある内容の普及を可能にしました。これらが広範な国民に知らされ、社会主義・共産主義が魅力ある社会と理解されたら、すばらしい展望が開けます(拍手)。私はこの一大事業にただちにとりかかることが、当面の政治課題での奮闘とともに政治革新のスピードを大きく左右するものだと確信します。
 そのためにも、今回の綱領改定案の未来社会論の理論的土台を学びつくすことがどうしても必要です。不破議長の「『ゴータ綱領批判』の読み方」で、マルクス、エンゲルスが政党の綱領としては、未来社会を文字通り生産手段の社会化を中心に描いていた事実が示されていることなど、私自身、驚きの連続でした。レーニン以来の定説のち密で大胆な是正も衝撃的でした。
 未来社会論を日本共産党の最大の魅力にすること自体、容易な課題ではありませんが、現代資本主義の現実そのものが日々、無数にその根拠を提供しています。この課題に成功したときには、新しい歴史的時代を切り開くことができるのは間違いありません。その使命感に燃え、まず参院選挙での勝利に力の限りがんばりぬきます。(拍手)


改定案の学習・討議で平和めざす運動に確信

京都・浜田良之 代議員

 この間の地区党組織における綱領改定案の学習・討議を通じて、大切だと感じている点を二点にしぼって発言します。
 一つは、「そもそも、政党にとって綱領とはどういうものなのか」を他党の綱領とも比較をして確認することが大切だということです。
 「政界再編」の名による政党の離合集散が繰り返されるなかで、政党の綱領あるいは綱領的文書があまりにも軽く扱われるようになってきました。それにたいし日本共産党の綱領は、いまの日本の社会がどういう状態にあり、解決すべきどんな課題に直面していて、どういう方向に解決するのか、きちんと分析し、きわめて具体的で、読んでもらえば分かる、と確信を持てると思います。
 二つ目に、情勢を根底からとらえるという綱領的認識の重要性について、世界情勢の問題でアメリカの一国覇権主義をどう見るのかということです。まったく無党派の青年が、わが党の府議候補の街頭演説に共感し、メル友になって、応援弁士にもなってくれるなど、イラク戦争に反対するたたかいではさまざまな変化がありました。
 それだけに、一国覇権主義の横暴の前に、国連も無力ではないかという気分が生まれています。青年支部の学習会では「国連の常任理事国に拒否権が与えられている以上、横暴は止められないのでは」という意見がでました。
 そこで国連憲章の歴史と憲章の全文を学びました。基本的目的から紛争解決の手段まで徹底した平和のルールが貫かれ、加盟国は各国の「憲法上の手続きに従って」対応し、憲法で軍隊を持たないことになっている日本は「軍事的措置」には協力しなくてもよいことも分かりました。自衛隊をイラクに派遣しようとしている日本政府こそ、国連憲章の平和のルールを踏みにじり、世界の平和と安全、諸国民の主権と独立の意思との間の矛盾を重大化しています。綱領的認識に立ってこそ、イラク派兵反対をはじめとする草の根のたたかいを広げることができると思います。
 参院選では、市田書記局長はじめ、五人の比例候補の議席絶対死守、京都府民の宝ともいうべき、西山とき子議員の三選をかちとる二重の責務をもっています。綱領を力に参院選をたたかいぬく決意です。(拍手)


個性生かせる未来社会の展望語れるようになった

兵庫・山本隆子 代議員

 (はじめに英語で外国来賓への歓迎の言葉をのべました)今日は決議案で特に印象に残ったことと、綱領改定案の有効性について自らの経験とを結びつけたお話をさせていただこうと思います。
 まず、私が決議案の中で感動したのは、第四章「日本共産党の野党外交の到達点と展望」です。世界中で平和と共存が求められている今、やはり私たちの党の道理ある態度やその歴史は、どんな国にでも通用するものなのだと感じました。
 また、個人的には綱領第一章の戦前の歴史が大切だと考えます。両親が反共なので、入党以前はそれ相応の意識が私の中にも根付いていたのですが、戦前日本共産党が命がけで平和と民主主義のためにたたかったことを知ったのは、非常に衝撃でした。私は、いかに自分がそれまで社会の真実を知らされていなかったのかがわかりました。同時にこのようなかけがえのない歴史を持つ政党が、この日本に存在したことに、大きな驚きを感じたものです。
 今のこの世の中だからこそ特に、この真実を語っていくのは党員である私たちに課せられた使命であると感じます。
 次に、もう一つの課題として第五章の未来社会論についてふれたいと思います。現行綱領の範囲では「社会主義って一体何?」という声に答える際、「いや、未来のことは未来の人が決めるんや」(笑い)というようなあいまいな受け答えしかできませんでした。改定案によって「『生産手段の社会化』を土台に人間が本当の意味で主人公になれる社会」なのだと明確に答えられるようになりました。
 また、労働時間の短縮ができた残り時間で、一人ひとりがその個性を開花させることのできる社会を目指すのだと書き換えた部分では、胸がわくわくするような印象を抱きました。最近の青年の多くは、「自分はなんのために生まれてきたのだろう」などと日々、自分らしさの模索をしています。党のこの理想こそ、青年の要求にこたえられる社会なのでしょう。
 誰にでも読みやすく具体的・実際的に一新される綱領を、私は大歓迎します。多くの人にこのすばらしい内容を自信をもって語り広げ、多くの人々の支持を得、ともに明るい未来社会をかちとりましょう。(拍手)


党活動に悩む青年に未来展望語り励ます

広島・藤田尚志 代議員

 私が綱領改定案を読んで最も深く感動したのは未来社会論のところです。とくに『前衛』に掲載された不破さんの「『ゴータ綱領批判』の読み方」を読んだ時の感動は、ただうなるしかありませんでした(笑い)。この論文を読んだとき、今回の綱領改定案は二十億−三十億年先までもの人類社会の発展を展望した(笑い)、壮大な意義を持つものだと直感したのです。
 私は思いました。歴史的党大会に生きた力を吹き込むためにどうしても「党員・読者拡大の大運動」に全力を尽くさなければならないと。私は支部会議でも地区の会議でもこの“うなるような感動”を語りつづけ、「『大運動』を本気でやろうじゃないか」「強く大きな党をつくり参院選勝利への確かな力にしよう」と訴えました。その結果、ささやかですが私たちにとって大きな成果で十二月は十六人の新入党員を迎えました。
 あるとき青年支部の中心メンバーが朝一番に事務所に駆け込んできて、「もうぼくはこの福山で活動できん」と党活動の悩みを打ち明けました。そこで私が話したのは未来社会論でした。ちょっとかみ合わなかったかなと思うのですが(笑い)。彼は「地区委員長はどうしてそんなにいつも元気なのですか」と聞くのです。私は「綱領改定案への確信だ」と励ましました。
 その青年支部は“学んで実践”を一貫した方針に週一回の支部会議を続け、綱領や科学的社会主義などを学んできました。その支部代表が今年四月に行われる福山市議選に立候補します(拍手)。この青年たちが載った日曜版新年号を活用し福山の党組織は十二月、読者拡大で前進も築きました。
 最後に私たち広島の党の決意を代表して述べます。私たちは平和の心を代表するヒロシマの地で日本共産党の旗を高く掲げ、草の根から活動する党としてその責任を自覚しています。いまこそたたかいののろしをあげ、参院選で総選挙比例得票133%以上の得票を勝ち取りたい。読者130%が反転攻勢への中心命題です。それには機関紙中心の党活動を全面実践する。この立脚点は綱領改定案にある多数者革命の方針にあると思います。これを全力で実践しやり切る決意です。(拍手)


不平等に妥協しない25歳で入党、立候補

長崎・中野太陽 代議員

 二十五歳のとき、日本共産党への入党と多良見町議選への立候補の要請を受けました。青年たちが政治に関心をもつきっかけになればと決意しました。選挙では初の二議席獲得を実現しました。印象的だったのは青年の活動でした。先の衆院選では、その若い力そのままに、大車輪の働きで比例区は前回の六百七十票、得票率8・15%から、今回八百四十五票、得票率10・76%に伸ばし、県で一番の伸び率でした。青年たちの力なくしてはなかったと思います。
 きのうの討論で、「大学生が共産主義から資本主義へすすむと思っていた」という話がありました。私も中学のころ、社会の時間に同じように教えられました(驚きの声)。そして、どちらがいいか挙手させられたのです。私は両親から不当な差別や貧富の差のない平等で平和な社会をめざしなさいと教えられました。父方は熊本でハンセン病患者をかくまって看病し、母方は大戦中に中国人強制労働者の命を最後まで守りとおした一家です。それぞれ両親から差別にたいし、不平等にたいし、絶対妥協してはいけないと学んだそうです。私はそれが日本共産党の教えだと子どもながらに理解していました。私は迷わず共産主義支持に手をあげました。クラスで一人だけ。先生から「君の考えは理想論だ」といわれ、無力感が残ったことを覚えています。
 綱領改定案の未来社会論は、その疑問にきちんと答えてくれました。労働時間の短縮が、社会のすべての成員の人間的発達を保障する土台をつくりだす、どんな個人も能力を開花できるとあります。青年たちは、自分の能力を生かせる職場を探し、自分の能力を生かせる時間を必要としています。
 中学校の話には続きがあります。昨年の町議選の最中、私の前にその先生が現れ、こういいました。「たった三年間の君しか知らないが、君のいうことを理想論だといったことを今でも後悔している。差別のない平等で平和な世界をつくろうとしている君を信じ、いつまでも応援するよ」。人に認めてもらうことは、これほどうれしいものなのかと実感しました。さすがに党員へのお誘いはていねいに断られました(笑い)が、いつか必ず党へ迎えることができるように、綱領を勉強していきたいと思います。(拍手)


改定案の学習がくれた反戦の力と未来への希望

東京・澤中真一 代議員

 私たちの学生支部は、活動の柱に学習をすえることを伝統としてきました。一昨年からは不破議長の『科学的社会主義を学ぶ』『日本共産党綱領を読む』をテキストに、代々木『資本論』ゼミに参加した方の援助をうけ、ざっくばらんに討論しながら学ぶという形で月二回のペースで、二年間かけて党の理論と活動方針の基本を学んできました。党綱領や科学的社会主義をまだ不十分とはいえ、より深く学ぶことができました。
 綱領改定案の二、三章に関連してイラク戦争反対、有事法制反対、青年の雇用問題のたたかいを通じて実感を伴った学習ができ、学習がそれぞれの運動をすすめる上で大変力になりました。
 イラク戦争がはじまったときは、それまで盛り上がっていた反戦運動は岐路に立たされました。“反対してもムダだ”という声が聞こえはじめました。しかし、“アメリカの大量破壊兵器保有論は根拠がない”、“国連はこの戦争を許していない”、“世界は平和の流れ”と訴えると共感が広がりました。その後のイラク戦争の泥沼化のなかで、若い世代は日本政府がアメリカべったりだと見抜いています。高校生がその後も「ピースウオーク」に参加する姿を見ると、党の情勢認識は今や当たり前として受け入れられると思います。
 綱領改定案の五章の未来社会論は、社会主義・共産主義社会への誤解や偏見に明確にひとつひとつこたえてくれています。生産手段の社会化によって、人間が本来もっている能力を全面的に開花させる可能性がはじめて展望できることは、資本主義社会で自分の能力を発揮しきれないフリーター、就職難や長時間労働に苦しむ若い世代に希望を与えます。
 資本主義の矛盾を乗り越えた次の社会について、これほどロマンがある話は、どんなSF小説にもないと思って、友人にいつも話しています。
 私たちがめざす社会は、私が学んでいる地学の発展にも欠かせません。災害に関する情報が、ときに経済活動を阻害するとして無視される傾向にあります。危険な地域への住宅建設による災害など、住民本位でない行政、利益優先の住宅開発が生み出す災害を無くすためにも、共産党での活動と地学の研究活動をともに頑張りたいと思います。(拍手)


「生き方として考えて」団地の全読者に入党勧め

埼玉・小野美保子 代議員

 埼玉県の草加松原団地で団地専従をしています。私たちの支部は、今大会までの三年間に二十九人を党に迎えました。約三倍です。
 草加松原団地は建設されて四十年。六千世帯の住民のふるさとです。いま、団地は独立行政法人化への移行に不安を抱えています。昨年、一つの街区が建て替えに指定され、高齢者や年金生活者を脅かしています。
 支部は団地住民の要求実現や不安を取り除く活動を重視しようと、自治会の総会で積極的に役員に立候補しました。いまでは九割の自治会役員が「赤旗」読者になりました。(拍手)
 建て替え対策委員会を発足させ、「希望者全員が安心して戻れる建て替え」をめざしています。「行き場のない住民を一人も出さない」を合言葉にがんばる私たちに、「建て替えは共産党に頼むしかない」と、信頼と共感が広がっています。
 支部はこうした活動のなかで読者をふやし、結びつきを深め、党への理解を広げてもらおうと月一回の読者会を開いて五年になります。
 また、すべての読者に入党を訴えることを重視し、毎月一人の入党者を迎える目標を支部総会で決め、入党の働きかけをすすめてきました。
 「高齢で何もできない」とか「持病があり活動できない」との言葉には、「共産党は元気で活動できる人だけが入れる党ではありません。あなたの生き方の問題として考えてほしい。私たちも励まされます」と訴えると入党してくれます。
 入党された方は、さまざまな制約や困難もありますが、「もっと早く入っていればよかった」「病院通いをしても治らなかったけど、共産党の事務所に来るようになって元気になった」(笑い)など、共産党員になった誇りと喜びをもって、それぞれの条件のなかで立派に活動に参加しています。
 昨年暮れ、つらいことがありました。やさしくて支部のお母さん的存在だった同志が活動中に倒れて亡くなったのです。いま悲しみを乗り越え、新入党員たちが配達・集金活動に参加しています。「人を大事に思うように、自分の健康に気をつけ、助け合いながら活動しましょう」という温かい党風がつくられつつあります。
 総選挙時比130%の読者と五十万の党に見合う積極的な目標をもち、参院選勝利に結びつけることを決意します。(拍手)


新綱領と決議身につけ構え大きく130%に挑戦へ

山形・後藤太刀味 代議員

 私はことしの年賀状に「歴史の激動期においての民衆意識の複雑さについて、幕末・明治維新からの歴史に思いをはせながら考えています」と書きました。
 古今東西、歴史の激動期がみなそうだったように、現実の階級闘争はまことに複雑です。しかし「科学の目」で見れば問題はきわめて明確です。自民党政治の行き詰まりと矛盾がかつてなく深刻になっているが支配勢力によるさまざまな画策がなされ、マスメディアによる煙幕で真に改革を進める勢力が十分成長していないということです。
 不破議長は「新しい党綱領を踏まえて、日本のすすむべき道、開くべき未来を国民と語り合おう」と報告しました。半年後の参院選で、私たちの政治目標達成のたたかいは、まさにこの線上で展開されなければと思います。
 総選挙で山形県の得票はドント方式で十六番目でした。東北ブロックの定数は十四ですから、山形県だけみれば高橋ちづ子さんは当選できなかったことになります。なぜそうなったのか、最大の理由は、機関や支部が国政選挙になかなか力が入らず、中間選挙中心になっていたからです。この点について十中総を受け深く自己分析しました。
 比例代表選挙を中心とした国政選挙を軸にすべての選挙戦を構築するという立場に立ち、四月の大演説会まで大宣伝を行いながら、過去最高の対話・支持拡大の峰を超える方針で奮闘する決意です。
 問題は参院選勝利へ不可避の方針としての総選挙時比130%の読者拡大です。これから半年間で参院選勝利へあらゆる課題をやりながら純増約五千人の読者拡大をどうすればやりきれるのか。
 山形県党組織の場合、近年の拡大は一割くらいの党員で行っています。七〇年代から八〇年代前半までは過半数の党員が成果をあげていました。ところがいつのころからか、機関の志も小さくなり、「なんとか前進できれば」というレベルにまで下がり、読者拡大は年末の集中したとりくみ、ごく限られた活動家の任務になってしまいました。
 機関の構えを大きくして、「支部を主役」にどれだけ多くの党員を党勢拡大活動に参加させることができるかです。
 新綱領と大会決議を文字通り全党員が身につける運動が決定的に重要です。反転攻勢の不可欠の課題として、130%への読者拡大に果敢に挑戦していく決意です。(拍手)


正面から「130%」とらえる決意が求められている

岩手・菅原則勝 代議員

 総選挙時比130%の「赤旗」読者の陣地をつくって参院選をたたかう、との提起を受けて、率直にいってしゅんじゅん、ためらいを覚えました。
 というのも、岩手県党組織は年始の常任委員会で総選挙時比130%の峰に値する拡大目標を二年間で達成することを確認しましたが、提起はこれを半年間でやりとげることを求めているのです。
 130%をやりとげるには、第一に、機関の構えと決意が問われています。平和と暮らしのために参院選勝利は勝ち取る決意を固めねばなりません。
 平和の問題では、岩手県議会でイラク派兵反対決議が採択され、県内の四割を超える二十三市町村議会でも同様の決議がされています。
 暮らしの問題では、増田県政が進めた大型開発によって借金が七千二十九億円から六千五百九十四億円も増加し、「行財政プログラム」として四年間で千七百二十三億円の財政不足を福祉施設の補助金を削るなど県民への負担で解決しようとしています。平和・暮らしの願いを実現するためには県政だけでなく、大もとの国政を変えなければなりません。
 第二に、県党組織の歴史からみても、決して不可能ではないと考えています。岩手県党組織は現綱領確定時には数百人から四ケタの党へと三倍化しました。八回大会後の「総合二カ年計画」では一九六二年十二月二十九日に党員拡大で全国に先駆け中間目標を達成しました。当時の「アカハタ」主張は「これを全党の模範とする」と書きました。十六回大会に向けた党勢拡大では、95%の支部が成果をあげ、三カ月半で数百人の党員と一万人の読者を拡大し、史上最高の峰で党大会を迎えました。私の経験からいっても130%はやらなければならないし、やればできると確信しています。
 ある地区委員長は「130%は一度きずいた峰であり、一支部あたり日刊紙一、日曜版三の純増で達成できる。正面から提起することが大事だ」とのべています。中央委員会報告が積極的な意欲を引き出しています。陸前高田市に党員市長が誕生するなど、党への注目と期待は大きなものがあり、拡大の条件も広がっています。なんとしても130%をやりぬく決意です。(拍手)


全支部員を何度も訪問互いの距離近くなった

岐阜・戸崎光明 代議員

 昨年の七月から岐阜市のある居住支部の援助にあたってきました。会議が長く開かれず困難を抱えていました。支部長まかせにせず、市議や常任委員と一緒に問題を解決することにしました。
 すべての党員に綱領改定案冊子を届けようと支部長と分担してとりくみました。台帳にもとづいて訪ねると、住宅がなく、駐車場にかわっていたり、空き家になっていたり、台帳にある住所に住んでいない党員が七人いました。一人ひとり探し出しながら訪問しました。他県に引っ越してまだ分からない一人と、家族の事情で本人に渡せずにいる一人を除いて冊子を届けきりました。
 支部長と相談し「たとえ参加人数がすくなくても、月二回は会議を開催しよう」となりました。封筒にあて名を書いて会議を案内する「支部ニュース」を届けるようにしました。欠席者には会議の資料を全員に届けるようにしました。月四回は訪問することになり、人によっては三十回足を運んだことになります。
 訪ねると開口一番「来なくてもよい」という党員もいましたが、ここで連絡を切ってしまってはいけない、と暮らし向きを聞きました。独り暮らしや健康などの悩みを話してくれ、「人間らしいぬくもりのある世の中にしたい」とも。一時間ほどの会話になり、「あなたは優しい人ですね」と評価され、快く戸を開けてくれるようになりました。
 「支部ニュース」には、訪問のなかで聞いたそれぞれの党員の思いを掲載し、支部活動にも反映させてきました。こうして信頼関係も生まれ、理解しあうことができ、距離が近くなりました。
 十二月の支部総会では「人間が大切にされる世の中をめざし、地域のなかで人の輪を広げていこう−二十一世紀を希望のあるものに」と基本姿勢を明確にしました。参院選めざし「政策と計画」は総選挙比133%の得票をめざしての支持拡大、毎月読者拡大で前進すること、「四つの原点」の活動を具体化し、「支部が主役」の活動をすすめることになりました。
 どんな情勢のもとでも選挙戦で前進できる強く大きな党をつくるために、力をつくすことが全党的課題だとの思いを強くしています。総選挙時から130%の読者の陣地達成めざして奮闘します。(拍手)


複数議席への原動力は住民要求実現と党勢拡大

千葉・鵜澤 治 代議員

 人口八千、下総町議の鵜澤です。住民に責任を持つ支部の党建設のとりくみを語り、参議院選挙をたたかう、総選挙時比130%読者拡大の決意を固めて討論に参加するものです。
 生まれ育った町に党支部を作って三十六年、二十八年前に空白を埋めて以来、議席は守ってきました。しかし、支部活動はマンネリ、党員も増やさず、山積する住民要求に十分応えきれません。
 いつまでも一人議員で住民に本気で責任を負っているといえるのか−このことを支部に率直に問いかけました。
 支部は、三年前の「党員・読者拡大の大運動」を起点に、三つの課題にとりくむことをきめました。一つは、住民からのどのような相談、要求でも法に触れるもの以外すべて(笑い)受け、解決に全力をあげる。二つ目は、党員と読者の拡大に持続的にとりくむ。三つ目は、町議会での複数議席確保です。
 この三課題に支部とともに果敢に挑戦してきました。
 「住民の相談は何でも引き受ける共産党」は支部センターを建設し、郡市議団の月二回の生活法律相談会も開いて、この三年間で相談件数は延べ六百件を超えます。
 いま一つは、昨年、産廃残土の大手業者による大型処分場が突如町内に計画されました。党支部は「住民の水と環境を守れ」と住民運動を呼びかけ、自治会と集落代表者で連絡会を組織し、住民過半数署名で全町運動に発展させました。昨年十二月議会に「処理場計画」を規制する町条例案の提出に至り、全会一致で可決成立しました。このとりくみで、入党を決意された方も数人います。
 党勢拡大ですが、党員はこの三年間で三・五倍。機関紙では、大会比154%となりました。複数議席挑戦は、定数二削減の中、勝ちぬき、議案提出権を確保することができました。(拍手)
 これらの原動力は、党中央の提起する「党建設の根幹としての党員拡大」にあったこと、党勢拡大の前進の力が支部の本来の活力、輝きを呼び戻すことができたのです。いよいよ参院選です。総選挙時比130%への読者拡大を正面にすえてとりくむ決意を固め発言を終わります。(拍手)


党員拡大が日常的なとりくみになってきた

岡山・岡田 実 代議員

 志位委員長が報告で“強大な党建設なくして参院選での目標達成はない。一大事業だが、それにかわる安易な道はない”と力説したことが肩にのしかかっています。五十万に見合う党員の拡大、総選挙時比130%の読者拡大は至難の技です。しかし、やらねばならないのなら、やるしかありません。(拍手)
 どうしたらできるか。それは極めて法則的です。「党員を増やし、学習を援助し、支部活動に結集する」−この全体を「党建設の根幹」を大きくするとりくみに位置付けて追求することです。美作地区でも前進している支部があります。津山市の久永市議地域は人口三万人の地域に五つの支部があり、前大会時から倍以上の党員を増やしています。今月も五人拡大しました。機関紙読者も日刊紙五人、日曜版百人、大会から前進しています。
 ここでの最大の教訓は第一党になることを展望し、「あらゆる問題解決のカギは党員拡大と支部づくりにある」という見地で、指導部が党建設に執念を持ってとりくんでいること。党員を増やすだけでなく、活動に参加してもらえるように、週一回の支部会議開催と内容、雰囲気づくりに特段の気を配っていること。第三に住民の要求実現活動でも結び付きを広げ、党建設に生かしていることです。
 党員拡大が日常的とりくみになってきたきっかけは選対での論議でした。論戦、政策、実績で共産党が光るだけでなく、草の根の組織力で勝っていかないと前進できない。そのために党員を三十人拡大し、読者は前回時を突破して市議選をたたかおうと決めたのでした。
 初めは議員や地区役員と組で行動し、徐々に体験者を広げました。会議では「しんぶん赤旗」を活用した学習と近況報告などを語ります。党勢拡大が政治を変える力であることを肌で感じています。全戸に宣伝紙を届けて軒並み訪問する開拓も成果をあげています。
 こうした経験と全国から学んだことを地区党全体のものにしていくなら、目標達成は可能だと思います。参院選勝利に向けて全力を尽くします。(拍手)


読者130% 不退転の決意支部とともに購読訴え

島根・上代善雄 代議員

 東部地区委員長をしています。「参院選勝利へ不退転の決意で読者130%に挑戦」のテーマで発言します。核心をなす問題は、今度の参院選は絶対に負けられない選挙であることです。今ほど「政治を変えて」の願いが強いときはありません。それだけに、これに立ち向かう政治的な構えが問われています。
 参院選で比例を軸に133%以上の得票を絶対の課題としてやりとげることが提起されていますが、地区は総選挙比152%の得票目標にしています。これを絶対の課題としてやりとげる。この大きな目標も、全支部、全党員を信頼し、依拠してたたかえば実現できると思います。
 実際、昨年春のいっせい地方選、松江市区の県議選のことを思い返しても、そう思います。「一まわりも、二まわりも大きな党をつくらなければ勝つことはできない。困難な課題であるからこそ、自らの奮闘で切り開くことが大事」と討論と実践を重ねてきました。生活相談や国保料、水道料の引き下げを求める活動とともに、党員・読者拡大に全力をつくしました。
 党員拡大では約二百人、130%以上に増やし、読者拡大では日曜版で前回比94%と後退した状況でしたが、地区全体では十三カ月連続前進で、大会水準を維持してたたかいました。選挙では、新入党員が宣伝の先頭に立ち、元気な力を発揮し、前回票を千票以上伸ばして、八年ぶりの議席回復を果たすことができました。総選挙でも、これが力になり、参院選とくらべ得票で二千二百五十四票、得票率で1・51ポイント伸ばしました。
 十二月の読者拡大は、大みそかだけでも五十人近い読者を増やし、前進しました。党勢拡大の意義を徹底し、全支部、全党員の力を引き出すことに努力しました。十二月はほとんどの支部が会議を開き、大会議案の討議をすすめ、五割の支部が成果をあげました。
 なぜ130%の拡大が必要か、その意義を徹底し、全支部、全党員の力を引き出せば、不可能な課題ではないと思います。問題は、増勢すればいいと「安き」に流れ、大志あるたたかいに挑戦してこなかった惰性を打ち破ることです。この一月、日曜版で大会水準を回復させ、これを出発点に衆院選時の三割増を実現するために、不退転の決意でとりくみます。(拍手)


安定的な党建設めざし「何としても」と励まし合い

福岡・熊谷敦子 代議員

 福岡西部地区副委員長です。党員人生三十二年、わが家では夫とどちらが早く党大会に行けるか長い競争の末、私が競り勝ち、うらやましそうな夫を背に今回の大会に参加しています。(笑い)
 党建設をいかに安定的な軌道にのせるかについて発言します。地区では読者拡大で十一、十二月と前進しました。十二月は成果支部64%で、毎日コンスタントに拡大、この前進ができたのは、第一に「何としても目標をやりあげるという機関の構え」があります。総選挙直後、議員、元議員参加で拡大常任委員会を開いて先頭に立つ決意を固め、個人目標も決めて、常任委員会で競いあい励ましあいました。第二は地区役員が支部に入り、内発的力に依拠したことです。城南区では議員が支部と一緒に行動、後援会ニュースを二百七十軒に届けて対話しました。「早く帰ろう」といっていた人も相手のことがよくわかるようになると、「もう一軒いこう」と積極的になりました。
 私たちの地区は常任委員九人中、専従は出張所長、団地マンション宣伝・組織者を含め四人。議員二人。三人がボランティアに等しい非専従です。一人は三回の市議選に立候補し、ガソリン代だけの手当で活動する私(笑い)、二人目は「朝から夕までパートで」という条件で、今では朝から夜遅くまで活動する女性、長期出向を拒否して退職した五十代の男性です。三人が市内三つの行政区を担当し、専門部三つを引き受けています。地区が支払うお金は少なく、それぞれの相棒の収入があってできることですが、財政難の中で、幹部の結集を地区機関が考えていくことが必要だと思います。
 大会決議案の報告のなかで読者拡大で総選挙時比130%の提起がされました。参院選にむけて前進しようと、十一月十六人、十二月二十二人の読者を増やしました。集金にいくと、「来月も必ず来てください。私たちを見捨てないで」と頼まれます。共産党の原点にいるようで心地よく、読者は今では肉親のようです。「赤旗」がなければできない関係です。読者拡大130%は本当に腹をくくる課題です。議案に示された方針を力に支部のみなさんと困難をともにしてがんばります。(拍手)


喫茶店で魚屋で薬屋でつながり広げる大事さ

愛知・桝谷規子 代議員

 参院選勝利のために総選挙時比130%への読者拡大に正面から挑戦するため、私の実践を報告します。
 私は九九年の岩倉市議選で初当選しました。私の住む地域の居住支部は前大会から十人を党に迎え倍加しました。地域要求にこたえ、「しんぶん赤旗」読者をふやし、党を大きくしたいと、一人ひとりの党員の結びつきで署名や「赤旗」宣伝紙をもって訪問してきました。
 一回目の選挙後に入党した保険会社に勤める五十代の女性は、「今日は保険じゃなくて、私、共産党の応援団もしているの」と、私たちのつながりのなかった新しいところに連れていってくれます。
 党員の行きつけの喫茶店のママさんの生活相談を受け、読者になってもらいました。困っている人がいると「桝谷さんに相談するといいわよ」と橋渡しをしてくれました。その店の常連さんから市政への疑問や要求が出され、小集会のようになることもあります。
 大型店や新しいスーパーの進出で、大変な状況に追い込まれている小売店がいっぱいです。豆腐屋、酒屋、お菓子屋、魚屋、薬屋と読者になってもらっています。「一カ月だけ」といったお店も、継続してもらっており、毎週折り込む「民報いわくら」や月一回の後援会ニュースの感想を伝えてくれるまでになっています。
 読者拡大を握って離さない支部長とともに、毎月十人の読者をふやし、純増へとがんばってきました。しかし、総選挙後の十一月末は、大きく後退させてしまいました。悔しさをバネに後援会ニュースをもって選挙の結果の報告に回ると、「どうしてあんなに減らしたの」「共産党にがんばってもらわないと」といわれました。その声を励みに、参院選では比例の五議席絶対確保と八田ひろ子参院議員の再選のために「赤旗」読者を後退させてはならないと、イラク派兵反対の運動と結んで年末ギリギリまでがんばって五部増紙にしました。
 提起された総選挙時比130%をやるのは容易ではありません。やりぬくために一人ひとりの同志のもつ力を最高に発揮してもらい、あらゆる結びつきで働きかけます。(拍手)


入党64人。その人にしかできないことがある

佐賀・松尾征子 代議員

 入党して四十年近くなりますが、以前の綱領は内容が難しく、アレルギーがありましたが(笑い)、今回、読んでみて「これは大丈夫」と自信をもって力と身を入れて頑張りたいと思っています。
 鹿島市はコメ、ミカン、ノリで地域の経済を支えてきました。ところが自民党政治でつぶされています。ご存じの通り有明海の諫早干拓でノリはダメ。ミカンは三十数年前の国営事業で荒れ放題。ミカンが、農民が泣いています。
 鹿島市には東西に二つの支部があります。西の支部は「政治を変えるには党を大きくしなければ」と「政策と計画」をたて、支部が主役を合言葉に月一人の入党者を迎えようととりくんできました。第二十二回大会後、六十四人を党に迎えることができました。前大会比で143・5%です。日刊紙は122・2%、日曜版は146・7%です。
 支部には高齢者が「老後を楽しく暮らしたいから」とかで入ってきています。最近は生活相談で入る人が増えています。そういう人が十分活動できるのかといわれることもあります。でも、「その人にしかできない役割がある」「置かれた状況をこまめにつかもう」と支部長とよく話し合っています。支部長は夫なんです(笑い)。地区委員の私は指導する立場(笑い)。「ダメダメそんなことじゃ」というときもありますが(笑い)、いつもは優しく。(爆笑、拍手)
 選挙では、活動は無理じゃないかと思っていた人が、「知り合いに電話かけたよ」と言ってくれたり、二十代の女の子はケータイで最後の最後まで一生懸命訴えてくれました。足を引きずりながらビラを配ったおばあちゃんもいます。
 支部にはたくさんの課題もあります。でも、私たちはたくさんの種をまいてきました。
 年末に里帰りの自衛官が“イラクにいくことになるだろう…。しかしまだ死にとうなか”と友達にいったと聞きました。
 「総選挙時比130%の読者拡大」、大変だと分かっています。でも、(戦前のように)物が言えなくなってからじゃ遅い。私は志位さんの力のこもった報告を聞き、全身がひきしまる思いでした。「今やらなくていつやるんだ」という声なき声を聞きました(笑い)。この言葉を受けとめ、地域・支部の先頭にたって頑張ります。(拍手)


「赤旗」を大きく広げる条件と可能性はある

三重・大嶽隆司 代議員

 私は地区委員長として〇三年いっせい地方選をたたかい、県都・津市の県議議席を失い、津市議選で四議席から一議席に後退、上野市では現有二議席を失い空白をつくるという取りかえしのつかない失敗をしました。共通しているのは定数削減と読者陣地を大きく後退させていたことでした。
 こうした痛苦の教訓から衆院選では自らが小選挙区候補となり、党勢上げ潮の中で選挙を迎えようと、候補者活動を始めた八月から十月までの三カ月間で、支部のみなさんと約二千軒で対話し、二百人の読者を拡大し、地区党組織の三カ月連続増勢をかちとりました。
 とくに津市での拡大に力を注ぎ、三カ月間で九十九人の読者を純増して投票日を迎え、県下トップの得票率を得ることができました。党勢の上げ潮の中で選挙をたたかうことの大事さと、「赤旗」を大きくひろげられる条件と可能性があることに確信をもつことができました。
 どうしたら総選挙時比130%の読者を達成することができるか。その第一は、いかに全支部が拡大に参加するか、です。そのために全支部が参院選の得票目標・支持拡大目標、130%の拡大目標と、「政策と計画」を早く確立することです。成果をあげている支部は拡大目標を決めている支部であり「政策と計画」の充実がキーワードだと考えます。
 第二は、読者拡大にとりくむ党員を大きく広げることです。そのために新綱領と大会決議を全党のものにするとりくみに精魂を傾けたいと思います。地区党組織の綱領改定案の読了率は二割、大会決議案は十数%にとどまっています。この弱点の克服なしに、参院選勝利も拡大目標達成もないことを銘記して全力をあげます。
 第三に、これらを促進するうえで、地区委員会活動を改善することが急務です。私が候補者を経験し、宣伝活動、拡大活動の先頭に立った経験が、その改善の一歩を開くきっかけとなりました。
 いま党員は「赤旗」を増やしたい、選挙で勝ちたいとの思いを強めています。問題は、いかに援助するかです。(拍手)


児童と向きあう教師??実践に裏づけられた議案

中央・労組グループ・伊藤 英(すぐる) 代議員

 一昨日終了した教研集会で注目されたリポートの一つは、ある女性教師のとりくみです。五年で学級崩壊を起こした子どもたちを、みずから志願して六年を担任しました。
 彼女は「子どもの願いをしっかり聞くこと。途中で倒れるかもしれないが悔いはない」と、子どもに正面から向き合い続けます。そのなかで子どもが変化し、心の交流が始まります。
 苦闘は続いていますが、この実践の根底には、憲法・教育基本法、子どもの権利条約の理念にたつ教育、「すべての子どもは尊厳的存在」という子ども観が見事に貫かれています。
 党大会に参加して大会決議案第七章が全国の教育実践に裏付けられ、子どもの実態、教職員・親の願いに根ざしたものであることに、確信を持ちました。教育のゆがみや矛盾、困難を民主的に打開し、子どもを中心に教育を組みたてる思想が脈打っています。
 志位委員長は党大会報告で、子どもの意見表明・社会参加にふれて、「子どもの声に耳を傾ける」こと、自己肯定感をはぐくむ大切さを強調しました。また、決議案は、「日本でも子どもの意見表明や学校参加の新しい流れ」が生まれていると指摘しています。この点でも決議案は、教研集会で報告された全国の実践と響きあうものです。子どもたちが未来へ向かって希望をつむぎ、自らの困難を切り開こうとしていることは、今日の子どもをめぐる動向の見落としてはならない流れです。
 一方、政府与党のすすめる政策は、子どもと教育が抱える困難を学校や教師の指導力にすりかえ、競争と分断をもちこむものとなっています。このようななかで子どもたちの問題行動はいっそう激しさを増しています。
 子どもに正面から向き合うことは、おとなが人間らしく生きることを困難にしている社会の現実に向き合うことにほかなりません。その現実は、家庭、地域にとどまらず、日本のありようや、世界史の動向とも結びついています。壮大な視野からの対話と共同が求められています。
 憲法と教育基本法をめぐって政府と私たちのせめぎ合いはいよいよ正念場を迎えています。民主的教師論を今日の情勢にふさわしい形で発展させながら、教職員戦線で全力をあげます。(拍手)


新婦人の若い会員たちと人間大切にするとりくみ

埼玉・加藤ユリ 代議員

大会決議案の第七章では、日本の直面している危機は道義的危機というべき深刻な問題がある。この危機は、子どもたちにもっとも深刻な形で影響を及ぼし、その根本は、自民党政治のもとでの国民の生活、労働、教育などにおけるゆがみや矛盾、困難の蓄積があり、それらの民主的打開のために力を尽くすことが重要だといっています。
 私が活動している新婦人でも、若い会員は、夫の企業での弱肉強食の競争至上主義にふりまわされ、長時間過密労働で家族のコミュニケーションさえも取れなくなっています。
 家庭、地域が共同して子どもたちの成長を見守り、悩みに応え、支え合う草の根の運動に必要なのは、新婦人では居住支部のベテラン女性党員の力です。彼女たちがサポーターとして、若い会員の声を大切にし、絶えず相談にのり、生き生きと活動できるよう援助しています。この力があるからこそ、悩みも出しきって、飾らない人間関係をつくり、人間を大切にするとりくみができています。
 しかし若い会員は、これだけではおさまりません。生活の中でいろいろな要求を持っています。その実現のために埼玉では、「私の住む町ウオッチング」をおこなっています。彼女たちと一緒に、ベビーカーを引いて地域を点検し、要求を整理、党の議員とも連携し、交渉してたくさんの要求を実現してきました。学校・公民館のトイレ改善や道路の段差解消などたくさんあります。子どもをいっぱいつれ、知事交渉まで実現しました。
 現状を変える運動にも力を出してくれます。昨年埼玉では、いっせい地方選挙、突然の知事選、参院補選、衆院選挙と連続してたたかってきました。若い会員が次々と支持を広げ、メガホン宣伝、電話デビューなどたくさんうまれました。要求実現のために共同できるのが共産党だとわかったとき、大きな変化が起こり、地域が変わっていきます。
 草の根の運動を進め、人間が人間として大切にされ、生きていてよかったという希望の持てる日本をみんなと一緒につくっていこうではありませんか。そして参院選挙では若い人たちの持っている力をくみつくして勝利のために全力でたたかいたいと思います。(拍手)


農業者に民主的改革語り未来開く決意を新たに

大分・日隈知重 代議員

 天瀬町ではより商品価値の高い農作物として二十年前から新農業構造改善事業によって「温泉熱利用よるバラ栽培」を始めました。当時は“日本一のバラ栽培団地となった”ともてはやされ、町内の若い人はもちろん、県外、関西方面まで「農業に夢を託しませんか」と募集しました。会社勤めをやめて数千万の借金を抱えて始める人も現れました。
 しかし、バブル崩壊でいまの実態は、借金地獄に追われて交通事故に遭い亡くなった人、借金を残したまま行方不明になる、自己破産する、こういった状況が生まれました。
 綱領改定案では農業問題を「自立的な発展に必要な保障を与えられないまま…、農業復興の前途を見いだしえない状況が続いている」としています。まさにその通りの状態が農業・農村の中で進んでいます。
 共産党町議になり行政が積極的に進めた温泉熱利用のバラ栽培破たんの責任を追及してきました。その結果、バラ栽培農家が借金をどうやったら返していくことができるか、将来に希望が持てるか悩みを打ち明けてくれるようになりました。私自身もともに悩みながら町議として活動してきました。
 綱領改定案では民主的改革の基本的な内容を示しています。農業分野では食糧自給率の引き上げを重視して、農林水産政策の根本的な転換を図ることが、日本農業改革の方向であるとしています。しかも、エネルギー問題と同列に扱っている意味は大変、大きいと思います。
 米やシイタケなど食料生産だけでは農業を営んでいくことはできません。お盆はホオズキ作って出荷し、正月はゆっくり休むことなく七草のパック詰めでしのいでいます。
 食糧自給率の引き上げは日本だけでなく世界で求められる緊急・死活の課題です。民主的改革の方向を農業者に意気高く語って、ともに未来を切り開くことが求められています。
 大会に参加し、報告や討議を聞いて綱領が生きた中身をもっていることを実感しています。支部会議でも討議が十分進んでいるとは言えません。地区や支部に帰って、大会で深められた新しい綱領の中身を伝え、党勢拡大に奮闘する決意です。(拍手)


青年と一緒になって一生懸命考え成長へ

山梨・花田 仁 代議員

参院山梨選挙区に立候補する花田です。不破さんの報告を聞いてとくに印象に残ったのは、「日本独占資本の支配」というこれまでの規定を、政治的支配と経済的支配を明確に区別して分析することです。
 総選挙では、財界が「二大政党」づくりを旗印にして、直接的に政治介入に乗り出しました。不破さんは、「新しい規定づけでこそ、大企業・財界が政治を自分の影響下におく形態の違いを問題にすることができる」し、「新たな形態で政治介入をくわだててきたときには、その危険性を的確に告発できる」とのべました。一つ一つの規定のもつ豊かな内容を十分につかみとる努力が大事だと思いました。
 私は候補者活動とともに、県で青年・学生部長をしています。青年が生き生きと活動し、自ら仲間を迎えられるよう、青年とともに考え、行動し、ともに成長する立場でとりくんでいます。すぐには、そういう立場にたてませんでした。学生支部の会議に参加して、中央決定を読み合わせ、「感想を出し合おう」といっても、なかなか意見がでません。どう接していいのか、わからない時期がありました。
 こうしたくりかえしのなかで、今の青年は繊細で、これまでの世代が気がついていない問題も、いろいろ感じている。しかし自分に自信がもてないために、変なことをいってバカにされるのではないかと、緊張してしゃべらなくなっているとわかりました。
 早く運動の役にたつ人間になってほしいという態度で接していて心を開いてくれるわけがない。何年かたって、そういえば一生懸命、自分と一緒に考えてくれた人がいたなと思いだしてくれればいいというぐらいの気持ちで付き合っていこうと決めました。
 すると、学生党員たちは少しずつ支部会議で自分の意見をいうようになりました。口下手な学生が大教室で奨学金の署名を集めたり、新しい党員や民青同盟員を迎えられるようになりました。総選挙を前後して党員三人と同盟員五人を迎えました。(拍手)
 綱領を自らの血肉にして、青年・学生支部だけでなく、職場や居住支部のみなさんと苦楽をともにすることで自分を成長させ、党員拡大と読者拡大で総選挙時比130%目標を達成する先頭にたち、参院選勝利のために全力をつくします。(拍手)


憲法改悪反対の一点での共同を大きく広げたい

福井・佐藤正雄 代議員

 私は十八歳のときに、肉親を死に追いやった戦争に唯一反対した政党が日本共産党であることを知り、入党しました。綱領改定案第一章にある戦前の活動は党の原点という報告は心にしみわたります。
 今回の党大会にむけた討議で、「いまの選挙制度のもとでは共産党が政権をとるぐらい前進するのは無理だ」などの議論がありました。北信越地域では木島議員の議席を失い、がっかり感がおそっている中での意見でした。私自身の中にも、いまの選挙制度のもとで多数派になることへのゆらぎがありました。さらに民主党が比例議席の削減をかかげているときに、ますます先が大変だなあというのが偽らざる心境でした。しかし不破議長の報告を聞き、人民的議会主義というのは戦略戦術ではなく、日本共産党の民主的信条に基づくものとのくだりで目がさめました。選挙制度で枠をかけることはできても、党と国民の結びつきに枠をかけることはできません。
 イラク派兵反対、憲法改悪反対は福井でも県民の熱い思いとなっています。県の関係団体がイラク派兵反対署名にとりくむなどこれまでにない動きや行政書士や弁護士などが「このままでは憲法が危ない」とグループをつくり、イラク派兵反対一万人はがき行動を計画しています。こういう県民の世論と行動があるとき、日本共産党の責務は重大です。委員長報告でよびかけられた憲法改悪反対の一点での共同を大きく広げていきたいと思います。
 私が県議になって五年、十七年間におよぶたたかいの末、関連施設を含め千億円の福井空港拡張計画を中止に追い込むことができました(拍手)。廃線目前といわれた地域鉄道の運行再開、新年度から中学一年生三十人学級の段階的少人数学級の実現など党と住民の運動による要求実現には党国会議員団との連携がありました。
 参院選にむけ読者拡大130%が提起されましたが、ふりかえると「赤旗」が後退しても選挙作戦でカバーできるとか、不況で減紙は仕方ないという気持ちがありました。しかし、冷静に考えれば「赤旗」が減れば、共産党が沈んでいくのです。
 わがものと思えば軽し笠の雪(笑い)などとはいきませんが、新しい綱領のもとで、元気よくうってでる決意です。(拍手)


このままではヤバイ!と青年が入党してきた

岡山・石村智子 代議員

 民青同盟県グループに所属しています。私は綱領改定案の第五章の未来社会論で生産手段の社会化は「労働時間の抜本的な短縮を可能にし、社会のすべての成員の人間的発達を保障する土台をつくりだす」と書かれているところに感動しました。多くの青年が自分に自信が持てなかったり、未来に希望を持てないでいます。一人ひとりの能力が生かされ、人間らしく生きられる社会は、みんなが求めていると思います。
 この間の岡山県の青年のたたかいも、綱領改定案の学習が大きな力になっています。「平和と言えば青年」と言われるほど運動が広がりました。
 戦争が開始されてから「自分たちの運動に意味があったのか」「結局、アメリカの横暴がまかり通る世界なのか」という思いが広がりましたが、反戦運動の歴史や世界の流れ、国連の役割を繰り返し学び、議論してがんばってきました。
 青年との対話では、「なんで日本はアメリカいいなりなのか」という声がでます。そんなとき、私はワクワクします。党が提案するアメリカへの従属体制の打破が、青年自身の要求になっていることを感じ、がんばれば日米安保条約の廃棄もそう遠くはないと思えるからです。
 もう一つは「青年に仕事を」の運動です。四カ月で署名が四千六百人集まりました。民青同盟班の宣伝に共産党の人たちも一緒にとりくみ、励ましてくれました。
 青年がみずからの切実な要求をかかげて立ちあがったときに、それを正面から受けとめ、青年とともに実現のためにたたかうことができる政党は、共産党しかないということが青年自身の実感となりました。
 綱領改定案の学習と運動を通じ青年が急速に成長し、総選挙をたたかいました。私自身、今回ほど自分たちの選挙だと思ってたたかった選挙はありません。結果は悔しかったですが、がっかり感よりも、もっとがんばりたいという気持ちの方が大きかったです。(拍手)
 十八歳の青年は、選挙結果を見て「ヤバイ! このままでは共産党がなくなってしまうかも」(笑い)と入党を申し込んできました。初めて選挙活動に参加し、結果にショックを受けて寝込んでいた青年も(笑い)「負けていられない」と入党を決意しました。
 私たちは、党県委員会の人たちと一割以上を青年党員が占める党に挑戦しようと話しあっています。力いっぱいがんばります。


論点深め広げた確信 綱領を全党員のものに

神奈川・平野高士 代議員

 昨年六月、綱領改定案が発表されて以来、神奈川でも約七カ月間、討論を進めてきました。
 討論の特徴の第一は、「民主主義革命が身近になった」「これまでの実践と理論の蓄積が見事に体現されている」など、全体として歓迎と確信を深めるものになっていることです。
 県常任委員会は、なぜここまで日本の支配層はアメリカに追随するのか、その異常さはどこからくるのか、を討論しました。第二章第五節の日本の現状規定をまっさきに深め、米軍基地の置かれている神奈川県でこそ、綱領路線に基づくたたかいが重要になっていると討論しました。
 第二に、改定案を学んだ青年党員や民青同盟員に大きな確信と展望をもたらすものとなっていることです。民青同盟グループの党員は「日本共産党が人類社会の発展を壮大なスケールでとらえ、めざしている党だということを知り、これまでの何十倍も好きになった」と発言しています。
 第三は、出された疑問点が講演や討論、党会議を通じて解明されていったことです。県委員会としても七ページだての「綱領改定案Q&A」を作成してすべての支部に届けるなど努力をしてきました。この作業は道半ばであり、今後も大事な取り組みだと思っています。
 解明の努力を行ってきたことの第一は、民主主義革命の路線をより現実的で合理的に仕上げるとはどういうことか、正確につかむようにしたことです。
 第二は、世界情勢論の新しい展開に関連して、帝国主義をどう考えるかについてです。
 第三に未来社会論では一部に「理想的すぎる」という意見もありました。これに対し誤った社会主義のイメージの払しょくと反共攻撃への反撃、こんにちの資本主義の現実そのものが根本的な打開の道をひらく将来像を求めており、その要請に日本共産党がこたえたものだと強調しています。
 国民にとってわかりやすくなり、党の八十二年のたたかいがつまった綱領改定案。これを神奈川県党組織のすべての党員が身につけ、たたかいの指針にし、語り尽くすこと、参院比例区五人と、はたの君枝候補必勝を期すことを決意します。(拍手)


党の値打ち光らせる国会活動で奮闘する

中央・佐々木勝吉 代議員

 総選挙の大幅な後退の結果、衆院で十七ある常任委員会のうち五つに委員を出せなくなり、予算委員会の質問時間も十五分に抑えられました。厳しい国会状況の中で、七月の参院選での前進をかちとるために、四百五十八万票の期待に応え、国民生活を守り、党の値打ちを光らせる国会活動ができるかが問われています。
 第一に、保守二大政党制づくりで、悪政が強まる中で、それに対決して頑張っていくためには、綱領改定案を羅針盤にして財界や自民党政府の悪知恵に打ち勝つ知恵と力をだすことです。
 通常国会では、有事法制具体化のための国民保護法制、憲法改悪のための手続き法案、年金改悪法案、年金課税強化などの庶民増税、企業の設備償却の限度引き上げなど大企業支援が打ち出されています。財界が進める支配の戦略と法案との関係を正しくつかんで、法案の階級的本質を見抜いた質問を展開していく必要性を強く感じています。
 同時に、国会外での国民運動と結合して、草の根のたたかいを国会活動に生かしていく必要があります。
 二つ目には、候補者が先頭に立って系統的・計画的に国民との結びつきを強めていくことです。
 中国ブロックに派遣された秘書の活動では、中国五県の地方議員、大衆団体との懇談・話し合いで出た要望を質問に生かし、山林での産業廃棄物不法投棄問題で林野庁交渉をし運用方針をださせることができました。
 九州ブロックでは、川辺川ダム反対、諫早湾干拓反対にとりくむ人たちと日常的に関係を深め、結びつきを強めた人たちに支持を訴えました。「一番真剣にやっているのは共産党だ」と信頼が寄せられ、関係地域での得票増に結びつきました。
 東北ブロックでは、候補者自身が要求実現運動の先頭に立つことに力を入れ貴重な一議席を守りました。これらの豊かな経験を今後の国民要求実現に生かしてゆきます。
 第三に、切実な住民要求と結びついて、国会議員団事務局支部みずからが積極的に国民、住民の中に入って居住地活動・地域活動のとりくみを強めていくことです。
 参院選勝利に向け、国会秘書・事務局員の知恵と力を発揮して奮闘します。(拍手)


情熱こめた志位委員長の訴えに党員への信頼感じる

熊本・山本伸裕 代議員

 総選挙時比130%の読者を構築しようという提起に、熊本県の機関紙部長として、正直、身が引き締まるといいますか、もっと正直にいえば目がくらむ思いといいますか…(笑い)。しかし、130%の提起こそ参院選における比例絶対確保をはじめとする必要不可欠の課題と受けとめて、この目標をなんとしても達成させる決意です。
 昨年十二月は減紙が多い月に三年連続で前進をかちとることができました。県、地区委員会の構えを確立し、前進をかちとるためのあらゆる条件をくみつくす努力を貫きました。
 同時に、「支部が主役」で、議員や機関幹部の援助も受けながら、目標と段取りを明確にし、全支部が読者拡大で成果をあげ、目標を達成しようという立場を貫きました。
 さらに全県は一つの立場で、前進のめどをつけた地区や支部、出張所もみずから立てた攻勢的な前進目標を最後まで気をゆるめることなく追求しました。
 しかし、総選挙時比130%を参院選までにというのは従来の延長線上のとりくみでは到達できないと思います。どうやって推進をはかるのか。
 私が大事だと感じているポイントを三点のべます。第一は、読者拡大こそが党と国民との結びつきを強めるかなめとなるものであることです。第二に、各級党機関が支部と苦楽をともにしながら、前進を切り開く活動姿勢を貫き、「支部が主役」の全党運動にしていくことです。第三は、配達・集金活動をみんなでにない、読者との結びつきを力にしていく、この活動改善をまったなしですすめる問題です。
 強大な党建設なくして参院選での目標達成はないとの志位委員長の腹の底からの訴えを思いおこします。あの情熱をこめての訴えのなかに大変大きな課題ではあるけれども、「なんとしても力を合わせてやりとげよう」という思いとともに、全党はこれだけの提起を受けとめるだけの魂を持っているという、ゆるがぬ党員にたいする信頼を感じました。
 新しい綱領を決めるこの歴史的な大会を新たな出発点として、選挙で勝てる強く大きな党をつくるためにも、130%をやりとげる決意です。


代議員の私が先頭に立ち130%達成の保障築きたい

鹿児島・米重 均 代議員

 姶良(あいら)地区委員会は昨年の、いっせい地方選で大口市が二十年ぶりに議席を回復、党建設では十二月に十一人の入党者を迎え、前回比112%、史上最大の峰を更新しています。日刊紙はあと六、日曜版は前大会水準を超えています。
 姶良地区は二年前の党会議で大きな気概をもって党建設に臨むことを強調し、私自身、「日本一の地区委員会を築こう」と決意しました。
 地区党組織が努力してきた点の第一は、イラク派兵反対闘争や高校生の就職問題まで、党が政治情勢を敏感につかんで果敢にとりくんできたことです。
 地区党組織は五団体に要請して「イラクへの自衛隊派兵反対姶良地区連絡会」を結成、独自集会を開き、陸自国分駐屯地までデモ行進をしました。マスコミも紹介、テレビ二社も報道し、話題となりました。高校生の就職内定率が低いなか、国分市の京セラ、ソニー工場を訪れ、就職枠を広げるよう申し入れました。その結果、ソニーが新たに十人の就職枠を広げると約束しました。
 第二に努力してきたのは「支部が主役」の活動を貫いてきたことです。
 私はすべての支部会議に参加するよう努力し、決定や中央の方針を自分の言葉で語ってきました。
 支部が住民の要求に目を向け、住民とともに活動を開始。合併問題や道路改修などで身近で役立つ党支部に変化しているところもあります。
 第三に党建設をあらゆる活動の中心にすえ、機関運営の改善に努力してきました。週一回の常任委員会は必ず学習をとりいれています。「赤旗」に掲載された幹部のあいさつなどは必ず読み合わせし、この一年間は『日本共産党の八十年』を輪読してきました。参加できなかった常任にも資料を届けたり、団結をひとみのように重視してきました。
 活動の保証になったのがほぼ毎日発行している地区党ニュースです。どんな小さな経験でも大事にして発行しています。毎日発行するのは大変ですが、すでに五百五号までになりました。
 以上の上に立って総選挙時比130%の読者拡大をいかに築くか。130%は相当なものです。代議員の私自身が大会の内容を伝え、実践の先頭にたつことで、130%達成の保障を築くことができると思います。参院選勝利に向け全力をあげて奮闘する決意です。(拍手)


強大な党づくりに執念 参院選を勝ち抜く

愛知・岩中正巳 代議員

 私はきたるべき参院選挙で比例の五議席絶対確保、笠井あきら候補の勝利と八田ひろ子参院議員の再選を必ず勝ち取る決意です。
 志位委員長の報告は参院選の比例議席確保には総選挙比133%の得票が必要であることを強調しました。選挙区のたたかいでは要求活動でも宣伝活動でも組織活動でも党勢拡大でもこれまでやったことのない量と質で展開し、どの分野どの地域でも他党を上回る気概で奮闘することを求めました。
 愛知県党組織は九八年参院選で比例票で三十六万、選挙区票で四十五万の県党史上最高の得票を勝ち取り、比例での躍進と同時に選挙区の初議席を獲得しました。この選挙で私たちは「すべての分野で第一党になろう」を合言葉に勝利を目指して全力を挙げました。すべての地区で経済、環境、教育など多様なテーマで無党派、保守層に呼びかけてのシンポジウム・懇談会にとりくみ、ポスターは二十万枚を張り出し、全戸配布も毎月とりくみ、八田候補の知名度は断トツという状況を作り出し、対話・支持拡大でも百万を超える史上最高のとりくみを進めました。
 こうしたかつてないとりくみで比例での躍進とともに、悲願であった選挙区議席を獲得しました。その当時を振りかえっても最初から「勝てる」という確信を持ってのたたかいではありませんでした。「党勢が小さいだけに先手必勝。他党の二倍、三倍の奮闘を」−これを一貫したスローガンにすえて歯をくいしばって頑張りました。今回の参院選で勝ち抜くためにこのとりくみをあらゆる分野で上回り、必ず勝ち抜く構えと決意を固めています。
 そのために量質とも強大な党建設が求められます。前大会時から党員は千五百人前進しましたが、読者は九八年から二万四千人失いました。全国的な選挙で後退を喫しました。七〇、八〇年代はどんなときでも上げ潮で選挙をたたかったものです。この間、中間地方選挙で勝ったのはいずれも党勢を前進させていることが共通しています。大きく強い党をつくる執念が薄くなっていました。こうした点を深く自己分析し、この現状を思い切って立て直し、この参院選をその第一歩として全力を挙げたいと思います。(拍手)


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