第7回中央委員会総会について

2000年9月20日 日本共産党中央委員会書記局


 一、第七回中央委員会総会は、九月十九、二十の両日、党本部でひらかれた。

 総会では、幹部会を代表して志位和夫書記局長が第二十二回党大会決議案を、不破哲三委員長が党規約改定案の提案についての報告をおこなった。つづいて、市田忠義選対局長が六中総決定にもとづく選挙総括についての全党討論の結論と補足すべき問題について報告した。

 志位書記局長は、歴史の大きな流れのなかで社会進歩の事業の到達点と二十一世紀への展望をしめしたことに大会決議案の全体的な特徴があるとのべ、新しく解明した諸点を中心に、各章の内容をくわしく説明した。不破委員長は、党のはたすべき役割にふさわしい、わかりやすく簡潔な党規約にするための検討をおこない、前文をなくして全五十七条からなる抜本的な改定案の提案になったとのべ、その要点を報告した。

 幹部会の提案と報告は、CS通信で全国の党組織に放映され、都道府県委員会と視聴会場には、大会決議案、党規約改定案がとどけられた。

 一、総会は、幹部会の提案と報告について討論をおこなった。幹部会は、討論および文書でだされた意見を検討し、党大会議案への一連の補強・補正をおこなった。

 一、総会では、大会決議案、党規約改定案についての討論の結語を、志位書記局長と不破委員長がおこなった。

 志位書記局長は、討論と全国から寄せられた感想は、決議案の大きな特徴をふかく受けとめたものだったとのべ、だされた意見をふまえた決議案のおもな補強内容を説明した。また、憲法九条の完全実施にむけて、自衛隊という憲法違反の現実を段階的に解決していく方針の意義と内容をあらためて強調した。

 不破委員長は、内容上の正確さとともに国民の目線で党の組織のあり方がよくわかる改定となったところに、党の新しい発展段階を反映した、今回の規約改定の意義と本質があるとのべ、ついで、だされた意見にもとづく改定案への補正点を説明した。

 総会は、幹部会の補強・補正をふくめ、第二十二回党大会決議案、党規約改定案と提案についての報告を全員一致で採択した。また、市田選対局長の報告を七中総決定として採択した。

 一、つづいて、浜野忠夫常任幹部会委員が党大会の日程をふくむ党大会準備についての提案をおこない、総会はこれを確認した。

 一、総会では、最後に志位書記局長が党大会にむけた運動についての報告をおこなった。

 志位書記局長は、大会にむけた活動として、大会議案を全党の英知でねりあげるとともに、参議院選挙での前進のためのとりくみを党活動の正面にすえるよう強調した。また、「党員拡大を重点とした党勢拡大の大運動」の推進上の留意点をのべ、第二十二回党大会の成功にむけての奮闘を全党によびかけた。

 総会は、志位書記局長の報告を総会の決意として確認し、閉会した。

 一、七中総に先立って十八日にひらかれた幹部会は、和田一男中央委員を書記局員に任命した。

 


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