日本共産党

2001年12月26日(水)「しんぶん赤旗」

 「たたかいの組織者」とは?


 〈問い〉 日本共産党が最近言っている「たたかいの組織者」とは、どういうことですか?(大分・一読者)

 〈答え〉 「たたかいの組織者」とは、国民の切実な願いや利益をまもるために、日本共産党が率先して行動をおこし、国民の世論と運動をひろげるために奮闘することです。もともと、国民が困っていること、切実な願いを実現するためにがんばることは、日本共産党の原点であり、党がうまれた時からの伝統です。

 十月にひらかれた第三回中央委員会総会では、日本経済・景気の悪化が急速にすすみ、国民が直面している暮らしの危機が猶予ならない事態をむかえているもとで、平和の分野とともに、リストラ・雇用問題や医療改悪反対の運動をはじめ、国民生活のあらゆる分野で国民の利益をまもる「たたかいの組織者」として積極的な役割を果たそうとよびかけたのです。

 ヨーロッパなどでは、長年の国民の運動で労働者の権利や国民生活をまもる一定のルールがつくられてきました。ところが、日本では、“ルールなき資本主義”とよばれているように、政府や大企業の横暴勝手はのばなしで、労働組合や国民の運動による反撃もたいへん弱いというのが現実です。こうした事態をかえるために日本共産党が行動をおこし、国民の生活と権利をまもるために活動することは、「国民が主人公」のルールある経済社会をつくるという「日本改革」提案の方向にもそったものです。

 いま、全国では、雇用・リストラ、医療改悪問題をはじめ国政、地方政治にかかわるさまざまな要求をかかげて申し入れや懇談、シンポジウムなど多彩な運動をすすめています。あわせて、党支部が草の根で、労働者や住民との日ごろの対話・交流のなかでよせられる生活相談や身近な要求を実現するために、力をつくしています。(

 〔2001・12・26(水)〕


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