スケボー場がほしいの声をどう見る?

2000年6月8日(木)「しんぶん赤旗」



 〈問い〉 スケボーを楽しめる練習場がほしいという声が青年の間に広がっています。日本共産党は、どう考えますか。(東京・T男)

 〈答え〉 日本共産党は、身近にスケボー場がほしいという声は、スポーツを楽しめる施設をふやしてほしいという青年の大事な要求の一つだと考えています。

 細長い板の前後に車(ウイール)をつけ、その上に乗ってゆるい斜面や平地を走るスケートボードは、陸上でもサーフィン(波乗り)の楽しさを味わいたいという欲求から、アメリカではじまったといわれます。日本でも、新しいスポーツとして普及し、全国大会も開かれています。いま、十代後半を中心に爆発的に広がり、スケボー青年が増えています。

 スケボー人口がこのようにふえているのに、専用のスケボー施設は全国でもまだわずか(スケボー専門誌『Ollie』の昨年八月時点の調べでは三十二カ所)。しかも、そのほとんどは民営の有料施設です。仕方なく公園や駅前などで練習すると苦情が出ることも。青年の間に「練習場がほしい」という声があがるのは、当然です。日本民主青年同盟も各地で運動にとりくんでいます。

 日本共産党の地方議員や青年支部は、青年の声や要求を実現するために青年たちといっしょに力をつくしています。愛知県・岡崎市では、党の市議が、公園内で車道に飛び出しそうになりながらスケボーに熱中する青年に声をかけたのがきっかけで、「安心してスケートボードのできる施設の設置を求める」署名運動が始まりました。市議会の全会派も趣旨に賛成し、設置に道が開かれました。岡崎の若者たちは、「スケボー場をゼッタイつくる会」をつくって、運動していますが、こうした運動は、「スケボーパークを作ろう会」(岐阜)「スケボーコートをいただき隊」(東京)などなど、各地で活発に起きています。

 日本共産党は、スケボーを環境に配慮して安全に楽しめるよう、引き続き青年の要求実現に向けがんばります。(豊)

〔2000・6・8(木)〕


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