NTT株売却益運用法案に対する反対討論

 参議院 財政金融委員会 池田幹幸議員 2002年2月1日

 私は、日本共産党を代表して、いわゆるNTT株売却益運用法案に対し、反対の討論を行います。

 反対する理由は、第一に、二〇〇一年度第二次補正予算の財源として、過去のNTT株式の売却収入から二兆五千億円を流用し、小泉内閣の国債発行額三十兆円以下という公約を取り繕うつじつま合わせそのものだからです。

 今回の措置は、当面の国債増発を回避しても、すぐさま国民にツケが回ってくる紛れもない隠れ借金であり、到底認められません。

 第二に、本案による新スキームを用いた無利子貸付け等の対象となるのは、圏央道、中部国際空港など、無駄が指摘されている従来型の公共事業であり、大半が大手ゼネコン、大企業のもうけに直接つながるものです。

 これは、国民共通の財産であるNTT株を国民全体のために使うというそもそもの原則に反するとともに、貸し渋り、高金利の強要など資金繰りに苦しむ中小企業に比べて、大手ゼネコン、大企業を優遇する措置であり、到底認められません。

 第三に、対象に直轄事業を新たに加え、二兆五千億円のうち一兆三千億円も投入することです。

 直轄事業に使われると、NTT株の売却収入は一般会計などに繰り入れられて、そこで使い切られることになり、もはや貸付けと呼べるものではなくなります。本改正案は、政府保有資金の有効活用という観点から、公共団体や回収が見込める事業への貸付けに限定してきた現行のNTT無利子貸付制度の性格を根本から変えるものです。

 以上、本改正案には断固反対であることを表明し、私の反対討論を終わります。


*委員会名、法案名等については、略称、通称等で記載している場合があります


 【討論・発言インデックス


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