仕事も重なってうつ病発症
自身の介護体験書いた『父よ、ロング・グッドバイ』
作家 盛田隆二さん
私と介護
母の死後、認知症が進んだ大正生まれの父。作家の盛田隆二さんは『父よ、ロング・グッドバイ-男の介護日誌』で10年にわたる介護を描きました。
母の死後、認知症が進んだ大正生まれの父。作家の盛田隆二さんは『父よ、ロング・グッドバイ-男の介護日誌』で10年にわたる介護を描きました。
レビー小体型認知症の母の幻視体験を映画のストーリーに織り込んだ熊谷まどか監督。映画「話す犬を、話す」に込めた思いは。
介護や女性の生き方をテーマに数々の著書のあるノンフィクション作家の沖藤典子さん(78)に聞きました。
ドキュメンタリー映画作家の野中真理子さん(56)。11年ぶりの新作「ダンスの時間」は女性ダンサーが仕事や母親を介護する日常を追いました。
京都市に住む富田秀信さん(65)は、若年性認知症になった妻、千代野さん(69)の介護を20年間続けてきました。旅行会社に勤めながらの綱渡りの日々でした。
大阪市の自宅でギャラリーを経営する酒井章子さん(56)は、認知症の母、アサヨさん(88)と2人暮らしです。近所の人に助けられながら、「ぼけとつっこみ」の漫才コンビのような母娘。その日常を撮ったドキュメンタリー映画「徘徊(はいかい) ママリン87歳の夏」が話題です。
「ドラえもん」の声で親しまれた大山のぶ代さん(82)。おしどり夫婦として知られる夫、砂川啓介さん(78)が、大山さんの認知症を公表し、大きな反響を呼びました。介護の日々をつづった本、『娘になった妻、のぶ代へ』も出版。その思いは-。
荒木由美子さん(55)は、アイドル歌手・女優として活躍していた23歳のとき、13歳年上の夫、湯原昌幸さん(歌手)と結婚。待ち受けていたのは20年に及ぶ義母の介護でした。みとりを終えて芸能界に復帰し、「負けないで、与えられたものをやり通せたから今がある」と語ります。
若年性認知症の母(67)を自宅で介護するフリーアナウンサーの岩佐まりさん(31)。母とのくらしや認知症という病気についてつづった『若年性アルツハイマーの母と生きる』を出版しました。「大変な日々のなかにも幸せがあることを知ってほしい」と話す岩佐さんの思いは-。
タレントの春やすこさん(54)。2013年6月に父をみとるまで、両親の「同時介護」を経験しました。いまも仕事や趣味も大切にしながら母の介護を続けています。ひけつは、「ズボラ介護」です。
『佐賀のがばいばあちゃん』の著書で知られる漫才師の島田洋七さんが『洋七・おかんのがばい介護日記』を出版しました。その中でつづっている「介護は笑ってなんぼ」の極意とは-。
シリーズ「私と介護」。今回は精神科医の香山リカさん(54)です。4年前、82歳の父を亡くしました。実家のある小樽市と東京を行き来する遠距離介護を続け、在宅で最期をみとりました。「みとりはその時々の最善の判断。悔いはあっても、自分を責めないで」と語ります。
65歳未満で発症する若年性認知症。全国で患者は、推定約4万人(2009年、厚生労働省調査)にのぼります。作家の故・渡辺淳一さんの秘書を長年務めた南田佐智恵さん(53)の夫もその一人。南田さんは、夫の壮絶な介護体験をつづった『明日はわが身』を出版しました。
詩人で小説家の、ねじめ正一さんが自伝的小説『認知の母にキッスされ』を出しました。過酷な介護体験を、時にはユーモアも交えて描いた小説です。介護を通じてみえてきたものとは...。
漫画『ペコロスの母に会いに行く』の作者、岡野雄一さん(64)。認知症の母、光江さんをモデルに描き、映画やドラマになりました。8月に光江さんを91歳で見送ります。母とともにゆっくり歩いた14年間は―。
家族で祖母を介護した体験から、映画「0.5ミリ」を撮った安藤桃子監督(32)。「制作の原点は。日本は高齢者に冷たすぎる」と語ります。シリーズ「私と介護」です。
「きれいごとではすまない介護を知ってほしかった」と、女優でビーズ作家の秋川リサさん(62)。認知症の母、千代子さん(87)と格闘した日々をつづった『母の日記』を出版しました。シリーズ「私と介護」です。
家族の介護には、さまざまな悩みがつきものです。シリーズ「私と介護」にも、反響が寄せられています。その一人、6年前から母の介護を続けている秋田県の山本鈴子さん(65)は、尿バッグの尿臭対策が悩みの種です。千葉・松戸なのはな訪問看護ステーション所長の三浦純江さんにアドバイスしてもらいました。
シリーズ「私と介護」。今回は洋画家の城戸真亜子さん(53)です。認知症の義母を介護して10年。介護を通じて「私の方が救われた」と話します。
シリーズ「私と介護」。今回は新藤風(かぜ)さん(37)です。29歳から6年間、祖父で映画監督だった故・新藤兼人さんを介護しました。介護の苦悩やその経験から得たものは―。
だれもが介護し、介護される時代です。「私と介護」は、各分野の人が介護の体験の体験と思いを語り、介護を通して社会や政治のあり方を問う新シリーズです。1回目は映画監督の関口祐加さんです。