PAGE TOP

「赤旗」創刊89周年に寄せて
このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 1928年に創刊された「しんぶん赤旗」は2月1日、89周年を迎えました。各界から寄せられた談話を紹介します。

愚直、ぶれない

雨宮処凛(かりん)さん

 作家 雨宮処凛(かりん)さん

 あと11年で創刊1世紀、すごいですね。戦前からの歴史を感じます。私は2006年から貧困問題に関わりはじめ、取材の先々で「赤旗」記者や共産党の方と出会うようになりました。

 この10年で、日本の報道の自由度ランキングは著しく下がり、メディアは自由にものを言えなくなっています。1月に放送された東京MXテレビの「ニュース女子」は意図的なデマで沖縄米軍基地建設に反対している人たちをおとしめました。メディア自身が差別の助長に加担している、めちゃくちゃな状況です。

 けれど「赤旗」はずっとぶれない。〝中立〟を言い訳にする他のメディアと違い、主張がはっきりしていて、弱者への目線があります。

 私が取り組んでいる雇用や貧困の問題は悪化の一途をたどり、メディアが貧困に慣れてしまっていると感じますが、「赤旗」はこの問題を先駆けて報道し、愚直にずっと突っ込み続けている。私も愚直に取り組み続けているので、「赤旗」に共感しています。(2017年1月29日)


スクラップ53年

日野秀逸さん

 東北大学名誉教授 日野秀逸さん

 高校生のときに社会科学の研究を志しました。関連書籍を読んで気づいたのが、一般紙と政党機関紙を読むことの重要性でした。中でも「赤旗」は社会科学の研究に欠かせないと考え、大学に入ってから読み始めました。

 以来53年。1日も欠かさずにスクラップしています。他紙もスクラップしますが、分量が圧倒的に多いのが「赤旗」です。

 収入の少ない古典的な貧困をはじめ、社会保障研究の出発点になる生活問題を丹念に取り上げるのが「赤旗」だからです。社会面、経済面、家庭面、文化面もそうです。

 生活問題を解決するための社会運動の報道は「赤旗」の独壇場です。小規模な集会も地方版で丁寧に記事にするのは「赤旗」だけです。重要な研究材料を提供してくれます。

 役立つ資料を知る上では、経済面の「データは語る」などが大いに参考になります。「赤旗」は事実をきちんと取材しており、信頼できます。大学のゼミ生にも勧めてきました。(2017年1月29日)


沖縄報道心強い

石川文洋さん

報道写真家 石川文洋さん

 89年前というと、日本は中国での権益拡大のために山東半島へ軍隊を派遣していた頃、その後、アジア・太平洋戦争に突入したわけですね。大本営の偽りの情報をそのまま流したうえ、戦争をあおった各メディアに対し、「赤旗」は日本の侵略に反対の姿勢を貫いたんですね。

 私が「赤旗」を読み始めたのはベトナム戦争取材の頃です。1972年、初めて北ベトナムへ行ったとき、日本のメディアは「赤旗」と日本電波ニュース社のハノイ支局だけ。米軍の残酷な北爆の状況を伝えていました。

 現在、私は次の点で「しんぶん赤旗」を購読しています。①中東など世界情勢の解説②日本の米軍基地に関する記事③自衛隊の軍拡を示す具体的な数字④秘密保護法、安保関連法、集団的自衛権行使、南スーダン派兵など戦争への道の拒否。権力を批判し庶民の味方となる報道など、他のメディアで掲載されない記事も多く、貴重な資料としてスクラップしています。

 辺野古新基地建設、高江ヘリパッド建設反対の報道は、沖縄生まれの市民としても心強く感じています。(2017年1月30日)


庶民の今 刻んで

新妻義輔さん

元朝日新聞大阪本社編集局長 新妻義輔さん

 創刊89周年、おめでとうございます。

 地方から、日本社会の土台が根っこから変わりはじめています。参院選の32全ての1人区や、新潟県知事選で、無党派層の市民と野党が本気で広く深く共闘に取り組んで統一候補を実現。全国に大きな衝撃波を引き起こす画期的な勝利に結びついたのを見て、日本の政治の新しい時代の始まりを実感しました。

 普通の市民一人ひとりが自分の頭で考えて動く「参加型民主主義」が日常の風景になりつつあります。「しんぶん赤旗」には追い風です。

 「赤旗」は地域社会の草の根を足と労を惜しまずに歩きまわり、庶民の「声なき声」に真剣に耳を傾け、悩み苦しみ怒りを受け止め、ともに涙し、救いの手を差しのべる―この取材姿勢が毎日の紙面のベタ記事からトップ記事、コラムまで太い底流として据えられているからです。

 貧困・格差、憤りが生んだ深刻なひずみ…吹きつける疾風の中で生きている人たちの「今」を、切り取って紙面に生き生きと刻んでください。(2017年1月30日)


ワクワクの紙面

宮本理恵さん

安保関連法に反対するママの会@ちば 千葉県市民連合運営委員 宮本理恵さん

 侵略戦争に反対し、命がけで発行した「赤旗」の歴史はすばらしいの一言です。大学に入ってすぐに先輩に勧められ、日曜版を読み始めて35年。日刊紙は参院選で千葉選挙区の浅野史子候補を応援するために読み始めました。政権からの垂れ流しではない、政治や社会への視点を導いてもらいました。

 ツイッターやフェイスブックで「赤旗」にスクープが出ていると紹介されているとワクワクして紙面を開きます。市民連合の動きも詳しく出ていて参考になります。

 「赤旗」は憲法を守り生かそうと、生存権が脅かされている人への視点が手厚いと感じています。最賃上げろなどのデモに参加する若者一人一人のリアルな声を拾って、しつこく報道していますよね。

 夫婦別姓を認めない民法規定を「合憲」とした最高裁判決を聞いた時、怒りの声をそのまま載せてもらい、友人が共感してくれました。男女同権をうたった憲法24条を生かす記事がもっと出ることを期待しています。(2017年1月31日)


気迫の報道期待

山下正寿さん

ビキニ被災検証会事務局長 山下正寿さん

 「赤旗」との出合いは、1960年代の早稲田大学でした。私は教育学部自治会の副委員長として授業料値上げ反対の運動に参加しましたが、「赤旗」は複雑なたたかいの方向を正確に示していました。

 教師になって故郷・高知に帰り、当時、県議の山原健二郎さんから、教育・平和運動の手ほどきをうけました。「赤旗」は、ビキニ環礁での水爆実験で被災したマグロ船員の聞き取りをする高校生のとりくみを節目ごとに紹介してくれました。

 山原さんは、日本共産党衆院議員としてビキニ事件に関する資料を出せと国会でとりあげてくれました。政府が意図的に資料を隠し続けてきた責任を追及する国賠訴訟をたたかううえで、決定的な質問でした。

 いま、マスコミに介入する政府筋の動きは異常です。これからも、市民の立場にたって、権力に向き合い、真実に迫る気迫ある報道の先頭にたってほしい。核兵器廃絶の課題でも、科学者や研究者らとのネットワークを広げて、核実験国に〝踏み込む〟報道を期待します。(2017年1月31日)


追及と地元密着

大谷昭宏さん

ジャーナリスト 大谷昭宏さん

 「しんぶん赤旗」の日刊紙、日曜版ともに長く購読しています。全国紙はすべて読んでいますが、安倍政権になって萎縮するメディアが目立つ中で、決して臆することのない「赤旗」の論調が光っています。

 政府が国会に持ち出そうとしている共謀罪について、戦前の新聞記事も紹介して「現代版治安維持法」だと指摘したのは、ズバリと危険な本質をついたものでした。

 政治資金などでのスクープやブラック企業報道でも、追及の先鞭をつけることがよくある。そういう社会的問題に迫るキャンペーンをとくに期待しています。

 もう一つの「赤旗」の良さは、地元密着だということ。集金にくる党員の人と話して、保育所が足りないとかバス停を増設してほしいなど、地域の問題や運動がよくわかります。折り込みチラシでも、いろいろな催しの案内があって参考になる。地域コミュニケーションの担い手としての役割も果たしていると思いますよ。(2017年2月1日)


運動前進へ必読

福山真劫(しんごう)さん

総がかり行動実行委員会共同代表 福山真劫(しんごう)さん

 私が「赤旗」を本格的に読むようになったのは2年前からです。2014年12月、暴走する安倍自公政権に対抗するための、従来の経過を超えた共闘組織「総がかり行動実行委員会」の始まりからです。

 「赤旗」は、安倍自公政権の動きを的確に報道し、また、その動きに対抗して、国会での動き、全国各地のたたかい、総がかり運動も多く報道してくれました。「大きな未来がある」総がかり行動を前進させるための、必読紙です。

 マスメディアには「権力のチェック機関」としての役割を果たしてほしい。とりわけ「赤旗」には、憲法を根拠に政治権力の動きや大企業の動き、国民生活を破壊し続けている企業や勢力の動きを暴露して、真相を報道し続けてほしい。

 総がかり運動は、3年目です。「赤旗」の記事を武器にして、「戦争法廃止、憲法擁護、沖縄との連帯、貧困と格差の解消、共謀罪阻止」のため、たたかいの陣形を大きく拡大しようと決意しています。(2017年2月1日)

 

私と「赤旗」 創刊88周年 1928-2016

 「しんぶん赤旗」は2月1日、創刊88周年(1928-2016)を迎えました。各界から寄せられたメッセージを紹介します。→メッセージを読む

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック
見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって