2007年1月7日(日)「しんぶん赤旗」

「支部が主役」でやるべきことやりぬく

全国都道府県・地区委員長会議

2日目の討論から


 全国都道府県・地区委員長会議の二日目の討論では、職場支部の新たな前進など党大会以来、「支部が主役」の自覚的な活動を広げてきた多彩な経験が出されました。「これまでやったことがないことをやって必ず選挙に勝つ」と二大選挙に勝つために三月八日までの課題((1)必要な宣伝・組織活動(2)「赤旗」読者で前回選挙時を超え、全支部が新入党員を迎える)をやりきる熱気あふれた決意、支部を励まし活動参加を広げるための探求を紹介する発言が続きました。

 参加者の注目を集めたのは、二中総と「職場問題学習・交流講座」を力に、職場要求にもとづくたたかいに生きいきと取り組み、「二十年ぶり三十年ぶりに党員を迎える職場支部が相次ぎ、五年間で最高の新入党員となった」(東京・千代田地区)、「支部を激励し、一人ひとりの党員に連絡をとり、すべての支部が対話・支持拡大を開始しスタート点について新年を迎えた」(札幌中央地区)など、職場支部が七割から九割を占める地区で前進が始まっていることを示した発言です。

 同時に、格差と貧困の広がりの背景に、財界言いなりに雇用破壊をすすめる自民党政治があることが職場でわかりやすくなっているもとで、この悪政を競い合う民主党の役割を解明した三中総報告が歓迎されています。大阪中央地区は、「財界あげてもう一つの保守党である民主党をつくり上げているときに、おひざ元の職場支部が二大選挙で果たす役割はこれまで以上に重要だ」と、職場から悪政をはね返す決意を述べました。

 「支部が主役」の活動を発展させるために地区委員会の活動改善をすすめる重要性も浮き彫りになりました。長野県の佐久地区は、十月から地区委員会総会での学習を位置づけ、学んだ中身を支部に伝える努力を強めるなかで、読者を増やした支部が二割前後から四割になったと報告しました。このなかで十月から三カ月続けて読者を前進させるとともに、機関紙代も年内分を完納し、過去の滞納も解決に向かい始めています。

 すべての支部で単位後援会を確立し、ともにたたかう体制をつくる問題では、滋賀県の湖南地区が、地域要求でも選挙でも後援会員への協力の呼びかけを強めている支部の経験を紹介しました。「自民党の強固な支持基盤の集落に住む後援会員が、地域に後援会員を増やしたいと申し出るなど、党と後援会が相互に高め合う関係になっている。党員に大きな自信と勇気を与えてくれている」と述べました。

 討論では、「発言を聞き、長と機関の姿勢によって大きな格差が生まれることを痛感した」「十勝地区の発言を聞いて、自分の構えの低さを思い知らされた」「みなさんの発言に圧倒された。地区委員長としての自分自身の活動が総点検された思いで、大いに学ぶ場になった」という発言も出され、相互に刺激を与え合い、学び合う場になりました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp