2006年12月13日(水)「しんぶん赤旗」

教育基本法改悪

強行採決「許すな」

国会前で座り込み続く


 十三日にも教育基本法改悪法案の委員会採決を狙う与党の動きを許さないと十二日、「教育基本法改悪を許さない各界連絡会」は国会前での座り込みを続けました。雨と底冷えのする寒さのなか、ビニールがっぱを着込み、傘をさし、「与党の横暴を許すな」「徹底審議をしろ」と唱和を繰り返しました。

 「きょう明日が国会のヤマ場ときき、高松市から来ました」と、連絡会構成の労組や団体以外からも市民がかけつけました。新日本婦人の会東京・千代田支部の会員たちは「国会前で座り込むのは初めて。なんとしても廃案に」と語っていました。

 主催者あいさつした民青同盟の染矢ゆう子さんは、東京の学校選択制などを目の当たりにした青年が反対のメッセージを集めるなど教基法改悪反対の声と運動は青年の間でも確実に広がっていると紹介し、改悪阻止の思いを語りました。

 埼高教や都教組、自治労連の代表らが次々と発言しました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員が、日程をめぐって理事会で与野党の攻防が続いていると国会情勢を報告。ともに頑張ろうとの訴えに、「よーし」の声が飛びました。

 行動提起した全教の長谷川英俊副委員長が、十三日午後六時半から東京・日比谷野外音楽堂で開かれる中央集会などを呼びかけました。


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