2006年11月24日(金)「しんぶん赤旗」

教育基本法の改悪阻止を

岩手演説会で穀田氏訴え


 岩手県の盛岡市民文化ホールで二十三日、日本共産党の穀田恵二衆院議員・国対委員長を迎えた演説会が開かれ、千四百人が参加しました。

 穀田氏は、文部科学省は、いじめ自殺や未履修の問題で教師や教育委員会の責任を追及しているが、「やらせ質問」をさせた同省に教育を語る資格はないと強調。与党が衆院で教育基本法改悪法案を強行採決した事態を批判し、同法案を廃案に追い込むために「力をかしてほしい」とのべました。

 また穀田氏は、民主党は「政権交代」を唱えるだけで自民党政治と対決する足場を持ってないと指摘し、政治の転換は共産党の前進にかかっていると力説しました。

 紙智子参院議員は、岩手県内で党が主催した農業や漁業のシンポジウムに出席し、党と国民との共同の広がりを実感したと語り、参院選での支持を呼びかけました。

 主催者あいさつで菅原則勝県委員長は、来年一月の陸前高田市長選で党派を超えて市民とともに、中里長門市長の再選をめざして、全力をあげる決意を表明。若山明夫参院選挙区候補、斉藤信県議、佐久間敏子、高田一郎、渡辺正信の各県議候補も訴えました。

 参加した七十四歳の女性=盛岡市=は「穀田さんの話を聞いて、胸がスカッとした。日本がいい方向に進むように共産党にがんばってほしい」と語っていました。


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