2006年10月27日(金)「しんぶん赤旗」

小中学校に格差生む

井上議員 学校選択制で追及


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(写真)質問する井上哲士議員=26日、参院文教科学委

 日本共産党の井上哲士議員は二十六日、参院文教科学委員会で安倍晋三首相と官邸がすすめる教育政策について伊吹文明文科相の見解をただしました。

 井上氏は下村博文官房副長官の「自虐史観に基づいた歴史教科書も官邸のチェックで改めさせる」という教科書介入発言(八月)をとりあげ、「これは(『従軍慰安婦』の過ちを謝罪した一九九三年の)河野談話に反する」と追及しました。河野談話は「歴史教育などを通じて同じ過ちを決して繰り返さない決意」をのべています。

 伊吹文科相は「官邸が教科書検定できる法体系になっていない」と述べ、事実上、下村発言の非常識を認めました。

 さらに井上氏は安倍首相が全国的な導入をめざす学校選択制について質問。文科省の銭谷真美初等中等教育局長は文科省の文書も「学校の序列化や学校間格差が発生するおそれがある」「学校と地域のつながりが希薄になるおそれがある」と懸念していることを認めました。井上氏は「小中学校の段階で『勝ち組』『負け組』をつくっていいのか」と批判しました。

 伊吹文科相は「現場がうまくいっていればおっしゃるとおりだ。現場がうまくいかない場合は痛い手術でもやらなければいけない。手術をしなくてもいい現場をみんなでつくらなければならない」と答えました。

 井上氏は「痛い手術が命を奪ってはならない。今必要なのは現行の教育基本法をいかすことだ」と強く主張しました。


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