2006年9月28日(木)「しんぶん赤旗」

米国務長官

歴史問題認めよ

日中関係 安倍政権に注文


 ライス米国務長官は二十六日の米WNDBラジオのインタビューで、小泉前首相の靖国神社参拝で悪化した「日中両国の和解に何が必要だと思うか」と問われ、「政治的意思が必要だし、問題があったことを認めることが必要だ」と強調しました。同長官は「歴史を克服するのは難しいが、過去に歴史問題があったことを認めてこそ未来に進んでいける」と述べ、安倍新政権が指導力を発揮するよう促しました。

 同長官は、「日中両国が巨大な貿易関係をもち、隣人として、北朝鮮核問題など多くの共通の課題に直面している」との見方を示しました。


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