2006年9月24日(日)「しんぶん赤旗」

石綿被害の救済へ 大阪で交流シンポ

全国から関係者が参加


 「アスベスト被害の救済に向けた交流シンポジウム―国の責任を問う」が二十二日から大阪市内で開かれ、全国から弁護士、医療関係者、被害者ら八十五人が参加しました。二十三日には被害が広がった泉南地域での調査と被害者との懇談が行われました。

 主催は、全国じん肺弁護団連絡会議、全国公害弁護団連絡会議、日本環境法律家連盟、大阪民主医療機関連合会、泉南地域の石綿被害と市民の会、大阪じん肺アスベスト弁護団。

 公害弁連の近藤忠孝弁護士が開会あいさつ。つづいて大阪じん肺アスベスト弁護団の村松昭夫弁護士は「泉南地域では戦前すでに国の機関が大規模な調査を行い、石綿の有害性と法的な規制が提言されていたのに、国は被害を放置し続けた」と告発。

 全国じん肺弁連幹事長の山下登司夫弁護士は、トンネル建設は国策として推進され、じん肺患者が多数発生したと指摘。石綿被害について大阪だけでなく全国で原告を掘り起こし大型の集団訴訟を、と提起しました。

 水俣病訴訟弁護団の板井優弁護士は、水俣病被害者を弁護団と医師団が掘り起こして、被害者の大量切り捨てをねらう行政の手法とたたかってきた経過を紹介しました。

 尼崎のクボタ、石川島播磨東京工場などの石綿被害者も発言しました。

 二日間を終えて大阪弁護団団長の芝原明夫弁護士は「最高レベルの交流ができた。石綿被害救済の取り組みを全国的なものにしていく第一歩になった」と語りました。


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