2006年9月2日(土)「しんぶん赤旗」
主張
赤旗まつり
新たな前進への巨大な集いに
十一月三、四、五の三日間開かれる第三十九回赤旗まつりまで、あと二カ月となりました。
ことしの赤旗まつりは、今春開かれた日本共産党の第二十四回大会をうけ、来年春のいっせい地方選挙と夏の参院選挙に向けて、日本共産党の新たな前進を切り開いていく大事な場です。昨年予定した赤旗まつりが突然の総選挙で中止されたため、四年ぶりの機会ともなります。
赤旗まつりでは、その時々の焦点を取り上げる政治プログラムとともに、文化・芸術などの多彩な催しがおこなわれます。広く参加を呼びかけ、交流を深め合い、明日への英気を養うチャンスにしましょう。
「赤旗」2万号の年に
赤旗まつりは、今から四十七年前の一九五九年十一月、「しんぶん赤旗」(当時は「アカハタ」)が戦後の再刊から三千号を迎えたのを記念して開かれたのが始まりです。東京・浜離宮公園での第一回「アカハタまつり」には、二万人が参加しました。
いらい赤旗まつりは、参加者一人ひとりが主役の、新しい日本のまつりとして毎回充実され、二〇〇二年に東京・夢の島公園で開かれた前回の赤旗まつりには、三日間でのべ二十万人が参加しました。
第三十九回赤旗まつりが開かれることし、「しんぶん赤旗」は七月二十三日付で創刊から二万号を迎えました。その意味でもことしの赤旗まつりは、重要な歴史の節目に開かれることになります。
赤旗まつりの政治プログラムの中心となる党幹部の記念演説や講演では、毎回重要な政治的メッセージを内外に発信してきました。前回〇二年の赤旗まつりでも、アメリカのブッシュ政権によるイラク攻撃の危険が切迫する中で、それに反対するとともに、戦争を回避するには世界の諸国民の世論と運動を高めることが不可欠だと、力強く訴えました。その後のイラクの事態は、戦争では問題が解決しないことを指摘した、赤旗まつりでの解明が、的を射たものであったことを示しています。
ことしの赤旗まつりでも、政治プログラムとして、志位和夫委員長の記念演説や市田忠義書記局長の対談企画、不破哲三社会科学研究所長の「科学の目」講座などが予定されています。政治の流れが大きく変化する中で、日本のいまと明日の進路が解明されるでしょう。
赤旗まつりは同時に、第一級の文化人や芸能人が参加する文化プログラムやさまざまな展示、全国の名品・物産模擬店など家族そろって楽しめる催しがいっぱいです。文化プログラムにはすでにコーラスグループのデューク・エイセス&しゅうさえこや歌手の普天間かおり、ロックバンドのソウル・フラワー・ユニオン、落語家の柳家小三治師匠など多彩なジャンルからの出演が決まっています。赤旗まつりならではの生(なま)の魅力を堪能できます。
一人でも多くに呼びかけ
赤旗まつりが開かれる夢の島公園は、海に面し、緑がいっぱいの、よく整備された広い公園です。交通の便にも恵まれています。今回はバリアフリーをいっそう徹底し、車いす用の通路など、障害を持つ方もさらに参加しやすくなりました。
「赤旗」読者や後援会員をはじめ、お知り合いの方に「しんぶん赤旗」と赤旗まつりの魅力を伝え、参加を広げていきましょう。一人でも多くの方に参加していただき、赤旗まつりを大きく成功させることが、新しい政治を開く足取りをより確かなものにしていきます。