2006年8月5日(土)「しんぶん赤旗」
弔意強制に抗議
都教組が都教委に撤回要求
橋本元首相合同葬
東京都教職員組合は三日、東京都教育委員会が「『故橋本龍太郎』内閣・自民党合同葬当日における弔意表明について」を区市町村教育委員会などへ通知したことに抗議し、撤回を求める談話を発表しました。
都教委の通知は、文部科学省が橋本龍太郎元首相の合同葬(八日)に「日の丸」による弔旗の掲揚と黙とうを求める通知を、各都道府県教育委員会などに送ったことを受けて出されたもの。
談話は、政府や行政機関が国民に弔意の表明を強制するのは憲法に違反するとのべ、学校への弔意の強制は「子どもと教職員に教育活動の一つとして強制することになり、教育行政の教育内容への介入を厳しく禁止した教育基本法一〇条に反」すると批判しています。