2006年7月30日(日)「しんぶん赤旗」

みやぎ九条の会1500人集う

音楽家・宗教者・前市長ら呼びかけ

結成を記念


 みやぎ憲法九条の会の結成記念のつどいが二十九日、仙台市泉区の青年文化センターで開かれ、すばらしい憲法九条を次の世代に引き継ぐために、世論の輪を広げようと呼びかけるアピールを採択しました。

 音楽家や宗教者、農協会長、前市長など百八十三人の幅広い人が呼びかけた同つどいには、千五百人の県民が参加し、会場内に入りきれない人がロビーまであふれました。

 写真家の後藤東陽代表世話人は、「仙台空襲では千人余の女性や子ども、老人が命を失った。戦争はたたかうすべのない人が犠牲になる。それを防ぐには九条しかない。毎日一人ずつ仲間を増やしてください」とあいさつしました。

 一橋大学大学院教授で「九条の会」事務局担当の渡辺治氏が記念講演をしました。

 渡辺氏は、改憲勢力は北朝鮮の脅威を理由にしてくるが本当の理由は、海外に進出した日本の企業を守るために自衛隊が海外で武力行使できるようにするためだと話しました。

 参加した東北大学一年生の女性は、「こんなにたくさんの人が参加して驚いた。ここで学んだことを友達に伝えたい」と話し、八十一歳の女性は、「危機を感じます。もっとたくさんの人が九条に関心を持ってほしい」と語っていました。


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