2006年7月29日(土)「しんぶん赤旗」
全障研第40回大会始まる
ひとりぼっちの障害者なくそう
全国障害者問題研究会(全障研)第四十回全国大会が二十八日、奈良市で開会しました。三十日までの日程で、およそ二千五百人が四十四の分科会や基礎講座で学習・交流します。約千五百人が集まった初日は基調報告の後、桜美林大学の茂木俊彦教授(全障研顧問)が記念講演しました。
主催者を代表して品川文雄委員長があいさつ。障害者自立支援法と憲法「改正」にたたかい、「ひとりぼっちの障害者・家族をなくし、一人ひとりの思いや願いを大切にした研究運動を大きく広げよう」とのべました。
基調報告では「応益負担」を求める障害者自立支援法の施行で、障害者の権利が脅かされている実態が告発されました。今後の課題として、困難な実態を明らかにすることや、全障研運動をさらに広げていくことを提起しました。
記念講演で茂木氏は、全障研運動が「障害者の発達保障」という考えを発展させてきた経過を紹介しました。「私たちは障害をもつ人が発達することで命を輝かせることを確認してきた」と強調し、「障害者も健常者もともに楽しく生きられるようにしたい」と訴えました。
文化行事として、福祉作業所のメンバーらによる勇壮な和太鼓と舞いが披露され、会場から大きな拍手が送られました。
兵庫県福崎町の女性(52)は「お母さんと子どもが一緒の舞台をつくっていて感動しました。全障研は、子どもを大事に、困難があっても楽しく生きる元気をもらえる場所。障害をもつ子とのつきあい方を学びたい」と話しました。




