2006年7月9日(日)「しんぶん赤旗」

願いを胸に

07年参院選 日本共産党選挙区予定候補

成宮まり子さん

京都国政委員長 36歳(新)

命守る議席とり戻す


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 「娘の育っていく未来に、戦争への道は絶対に許さない。母親だからこそ譲れない思いです」。憲法と教育基本法を守りぬく決意を訴える手に、思わず力が入ります。候補者発表から二カ月。三歳の娘を育てながら、日本海側の丹後から南は三重、奈良両県境まで、西山とき子前参院議員と駆けめぐっています。

 府内でも使われていた「愛国心通知表」を手に入れたという話を聞くと、すぐに教育委員会へ。郵便集配局の統廃合問題では早速、過疎がすすむ山間部の郵便局長さんや地元の自治会長さんと懇談しました。医師不足で産科が休止に追い込まれ、子どもも産めない府北部では実態調査に奔走…。公立病院長から、国の政治への怒りと、医師の確保にむけて日本共産党への期待が寄せられました。

 「あなたが悪いんじゃないよ」。民青同盟府委員長時代から、仕事や勉強で悩む青年に寄り添ってきました。成宮さんへの労働相談をきっかけに労働組合に加わり、数百万円の残業代を払わせた二十代の女性もいます。二十二歳で過労死した青年の両親とは、「これからは一人の青年も過労死させません。青年を使い捨てる政治を絶対に変えます」と、涙をぬぐい固く手を握りあいました。

 「社会の動きに敏感な芸術家になりたい」と芸大で学んでいた一九九五年、阪神・淡路大震災がおきました。救援ボランティアに参加し、やがて民青同盟の常任活動家の道へ。三回挑んだ国政選挙では、弱い者いじめの小泉「構造改革」と正面対決し、堂々と論戦。昨年の総選挙で公開討論会を取材した一般紙記者から「成宮さんが圧倒していた。一番良かった」との声が寄せられたほどです。

 「『格差』を広げる政治家たちの二議席独占を許せません」。自民現職の引退や、逮捕・起訴された村上ファンド前代表と民主現職との癒着問題で揺れる京都選挙区。府民のいのちを守る革新の議席奪還にむけ、成宮さんの訴えが響きます。

京都(定数2)

成宮まり子さん

京都国政委員長 36歳(新)

 なるみや・まりこ 1969年滋賀県彦根市生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業、同大学院修了。日本民主青年同盟京都府委員長、同中央委員を歴任。現在、党府委員、京都国政委員長。家族は、陶芸家の夫と3歳の娘。


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