2006年6月23日(金)「しんぶん赤旗」

国は全被害者救済早く

薬害肝炎原告ら終日行動


 「国は判決を真摯(しんし)に受け止め一日も早く救済を」。薬害肝炎大阪訴訟判決から一夜明けた二十二日、薬害肝炎全国原告団・弁護団は、すべてのウイルス性肝炎被害者の救済を求めて朝から、東京・霞が関の厚労省前や国会などでの要請、判決報告決起集会と終日活動しました。

 厚労省前では朝八時すぎからビラを配布。さらに、川崎二郎厚労相との面会を要請したり、宣伝カーから原告が代わる代わる訴えるリレートークで国の責任を断罪した判決に従うよう求めました。

 大阪訴訟原告の武田せい子さん(55)は「救済される人とされない人があるという判決は悔しい。インターフェロンによる治療は何百万円もの治療費がかかり、貧乏人は治療できません。すべての肝炎被害者が安心して治療を受けられるようにしてほしい」と、マイクを握り訴えました。

 日本共産党の小池晃参院議員が「国会の場で全面解決のため全力をあげる」とあいさつしました。


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