2006年5月8日(月)「しんぶん赤旗」

「民営化反対」「戦争いや」

思い共通10万人デモ

アテネ 欧州社会フォーラム


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(写真)6日、アテネ市内のデモで「イランから手を引け」と叫ぶ参加者(浅田信幸撮影)

 【アテネ=浅田信幸、岡崎衆史】当地で開かれている第四回欧州社会フォーラム三日目の六日、主催者発表で十万人が「新自由主義反対」「戦争と人種差別に反対」を訴えてアテネ市内をデモ行進しました。「民営化反対」「イラク戦争、イラン攻撃反対」のプラカードや横断幕を掲げ、歌や踊りを交えた行進です。

 英公共サービス労組「ユニソン」から参加したマーガレ・クレモンスさん(58)は、「フォーラムに参加して欧州全体でも英国と同様に公共サービス民営化が進んでいることを知り、共通の運動を進められることを実感した」と述べ、新自由主義反対での欧州規模の運動の交流ができたことを歓迎しました。

 フランスから来た教員のジャンリュック・ゴデールさん(48)は、多くの国で無償教育が脅かされるなど公共教育も危機に陥っていると指摘。「欧州社会フォーラムのおかげで、教育者、生徒、親との連携が進み、各国で見解の一致や運動の協力に向けた動きが進んでいる」と、フォーラムの役割を評価しました。

 地元アテネから参加した学生のコンスタンティヌス・フィリッポさん(23)は、「平和の問題に関心があって参加した。イラク戦争でいまだに占領を続ける外国軍の撤退を求める運動を進めるのはもちろん、いま米国が狙っているイラン攻撃を許さない運動も進めていきたい」と語りました。

 フィリッポさんは「メディアと戦争の関係を論じた分科会に参加し、将来は平和のために活動するジャーナリストになりたいとの思いを強めた」と述べました。

 行進中、デモに紛れ込んだ約二百五十人の若者が外国資本の銀行や警察署に向け火炎びんや石を投げつけ、一時騒然としましたが、参加者は平和的に行進を続けました。


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