2006年4月25日(火)「しんぶん赤旗」

五輪招致断念を要請

福岡市長に「反対する会」


 「福岡オリンピック招致に反対する会」は二十四日、山崎広太郎福岡市長にたいし二〇一六年オリンピック開催都市立候補を断念するよう要請しました。これには、安東毅代表委員はじめ会員三十人が参加しました。市の招致委員会事務局が応対しました。

 安東代表委員が要請書を手渡し、「オリンピック招致反対の街頭署名への市民の共感はかつてないものです」と、市民の声にこたえて招致は断念するよう求めました。石村善治代表委員も「計画概要が審査された市議会の委員会を傍聴したが、市は試算だけ出してあとは審議会に丸投げという姿勢だった。こんな計画はご破算にすべきです」と求めました。

 参加者からも「市はこれだけ借金があるのに、まだ借金して子どもだけでなく孫やひ孫まで借金を負わせるのか。オリンピックそのものは見たいが、市民負担を考えるならオリンピックは辞退すべきだ」「市は招致の是非について市民の意見を聞くべきだ」などの意見が出されました。これにたいし市は「要請は市長に伝えます。オリンピックについてアンケートは実施しますが、市民に賛否を問うことはしません」とのべました。


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