2006年3月25日(土)「しんぶん赤旗」

“日本の憲法9条守れ”

仏でも大きな反響

国法協が会見


 【パリ=浅田信幸】「日本国憲法の九条を守れ」の運動の国際化をめざし訪仏中の国際法律家協会(国法協)の新倉修会長は二十三日、パリで記者会見をおこない「想定外の成果があった」とし、「九条と平和」をテーマとした市民レベルの国際会議(「九条世界会議」)の二〇〇八年東京開催に向け「非常にいいスタートを切った」とのべました。

 「九条世界会議」は日本のピースボートや国法協らが提唱しているもので、その準備に向け海外に代表を派遣するのは今回が初めてだといいます。国法協の一行は、国際民主法律家協会に加わるフランスの「法と連帯」協会の招待で訪仏し、パリの法律家や平和運動、元レジスタンス闘士の組織などと懇談し、九条を守る意義などについて意見を交換しました。

 新倉会長はこれらの出会いを通じて「フランス人の間にも九条のことを正確に力強くとらえている人がいることを発見した」と感想を語りました。

 記者会見では司会を務めたロラン・ベイユ国際民法連副会長も発言し、日本の憲法九条を守るたたかいへの支援が「世界の憲法に九条を書き込ませる」たたかいとも連動する意義を指摘し、グローバルキャンペーンの推進に取り組むとの立場を表明しました。


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