2006年1月20日(金)「しんぶん赤旗」

外国の党・組織からの党大会へのメッセージ


 日本共産党第二十四回大会に外国の党・組織から寄せられたメッセージを順次紹介します。(国名の五十音順)

■アメリカ共産党

 あなたがたの第二十四回党大会にあたり、アメリカ共産党は、日本共産党に心からのあいさつを送ります。大会での討議の成功と、大会が平和と社会進歩をめざす貴党の事業の前進に貢献することを願っています。私たちの代表が出席できることをうれしく思います。私たちは、とりわけ国際紛争、戦争、人民抑圧のこの時代において、両党の関係を高く評価しています。

 今も続く米国とその同盟国イギリスが主導しておこなっているイラク占領は、この地域および世界の平和を根本から揺るがしています。私たちは、日本領内の米軍部隊と米軍基地を含め、外国領土のすべての軍事占領と軍事基地に反対します。

 「テロとの戦争」という言葉は、世界中で民主的な権利を抑圧する口実にも使われています。私たちは、テロの外交的、政治的解決が現実に可能であると信じています。

 極右のジョージ・W・ブッシュ政権は世界の平和にとって非常な脅威であり、核兵器使用という破滅的な脅威をよみがえらせたと、私たちは考えています。日本共産党の核兵器廃絶の取り組みは国際的にもよく知られており、私たちは、核不拡散条約を履行させ、すべての核兵器、とくに世界最大の核大国であるアメリカの核兵器を廃棄しようという貴党の訴えを支持します。

 私たちは、日本国憲法第九条を堅持しようとする貴党の英雄的なたたかいに敬意を表明します。いまなお続いている核と環境破壊の脅威という事実は、「もう一つの世界が必要だ――それは社会主義」という私たちのスローガンの正しさを証明しています。世界と人類の未来そのものが、企業のあくなき利潤追求、人種差別、搾取が過去のものとなった新しい世界の建設にかかっています。

 アメリカ共産党は、両党の相互理解、友情、連帯を発展させるための、さらなる意見交換、協力、共同行動を待望しています。

 アメリカ共産党全国委員会

■インド共産党(マルクス主義)

 親愛な同志のみなさん

 インド共産党(マルクス主義)は、日本共産党第二十四回大会にあたり、心からのあいさつを送ります。

 日本共産党は、日本において非常に重要でかけがえのない役割を果たしています。貴党の新自由主義と軍国主義に反対する闘争と平和のためのたたかいは、称賛に値するものです。あなたがたのたたかいは、平和を愛し、民主主義をめざすアジアと世界の人々を勇気づけています。

 インドでは、インド共産党(マルクス主義)をはじめとする左翼政党は、宗教的原理主義とインド政府の新自由主義的経済政策に反対してたたかっています。また何百万ものインド国民を苦しめる「IMF―世界銀行―WTO路線」に反対してたたかっています。私たちは政府に閣外協力しています。同時に私たちは、国民に双子の危険(具体的には宗教的原理主義と新自由主義経済政策)に反対して立ち上がるよう働きかけています。

 インド共産党(マルクス主義)は、アメリカ帝国主義による人道に反する冒険主義的な侵略行為に反対してたたかっています。

 私たちは、日本共産党が反帝国主義のたたかいの強化に、主導的役割をまちがいなく果たすことを期待しています。

 日本共産党第二十四回大会の成功を願って

 革命的あいさつとともに

 インド共産党(マルクス主義)中央委員T・K・ランガラジャン

■インド共産党

 インド共産党は、日本共産党第二十四回の大会開催にあたり心からのあいさつを送ります。日本共産党は日本においてきわめて重要な役割を果たしています。軍国主義と戦争に反対し、平和と発展をめざす貴党のたたかいは、称賛に値します。日本共産党のたたかいは苦難に満ちています。貴党は、思想的、政治的たたかいにおいて、約五百万人の支持を勝ち取りました。あなたがたのたたかいは、アジアと世界の共産主義者と民主主義をめざす人々を勇気づけています。

 インド共産党とインドの左翼政党も、インドの政治で重要な役割を果たしています。インド共産党の十人を含め、インド国会の左翼勢力は六十一議席です。現在の政権は左翼政党の支持によって支えられています。私たち左翼勢力は、宗教的原理主義とブルジョア政府の反国民的政策に反対してたたかっています。私たちは政府に圧力をかけ、「情報法」による政府の透明性をめざす立法を実現し、さらに「農村雇用保障法」を実現することができました。しかし私たちは、インド政府への米国の圧力がもたらす害悪に反対して、さらにたたかわなければなりません。現在私たちは、グローバリゼーションとその否定的影響に反撃するために、さらに団結を固めなければなりません。

 私たちは、米帝国主義の冒険主義的、侵略的軍事行動に対してたたかうために、世界の共産主義運動を強めなければなりません。私たちは、日本共産党が反帝国主義のたたかいを強化するうえで、必ずや主導的役割を果たされるだろうと確信しています。

 日本共産党の今後の活動とたたかいの成功を願って革命的あいさつとともに

 インド共産党全国評議会書記スダーカル・レディ


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp