2006年1月15日(日)「しんぶん赤旗」

第24回党大会

「九条守れ」は正当な要求

スリランカ共産党代表と歓談


■岡山 石村啓子さん

 日本共産党第二十四回大会に参加し、平和や青年の取り組みに注目したスリランカ共産党のバタポラ・ナンダさん(政治局員)は十四日、岡山県の民主青年同盟で活動する石村啓子さん(28)と歓談しました。

 だいだい色のけさをまとい大会に参加したナンダさん。仏教僧で、〇四年末のインド洋津波では、三千人の被災者を自らの寺院で保護するなど、弱者救済に奔走してきました。ナンダさんは、食事や水、トイレの用意など支援の様子を詳しく紹介。石村さんは、うなずきながら耳を傾けました。

 石村さんは、日本の災害での日本共産党の救援隊やボランティアが活躍している状況を紹介し、「お坊さんのナンダさんにぜひ聞きたいのが平和の問題です」と質問しました。

 「憲法九条についてどう思われますか」との問いに、ナンダさんは、「憲法九条を変えるなという日本国民の運動は、正当な要求だと思います」と指摘。「米軍が日本の各地に駐留しているなか、憲法九条を守るたたかいは、国の独立にかかわる問題ですね。あなたがたが九条を変えるなというのは独立への願いに根ざしたものだと思います」と語りました。

 つづいてナンダさんが「若者の間で小泉首相への支持が高いと聞きましたが、あなたはどう思いますか」と質問。

 石村さんは、街頭での青年との対話活動を紹介し、「小泉内閣の本当の姿を知らない青年が圧倒的です」と答えました。小泉首相が何かしてくれるというムードに流されている青年が多いなか、「小泉政治の真実を伝えきり、今の政治を何とか変えたい、政治を変えたいという青年の思いにこたえる活動をやっています」と語りました。

 ナンダさんは大きくうなずき「日本の未来、日本共産党の未来はあなたたち若者の手にあります。成功をお祈りします」と語り、石村さんと固い握手を交わしました。


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